せっかくの面白い対話の場を「空中戦」で終わらせないために ~「見える化」の重要性~

よねです~(^^)/

 

人が集まる場は面白い。
対話を通して、個人の中だけでは出てこない発想が得られたり、他の人との共通点や相違点、多様性に気づくことができたりします。

 

そんな場がより効果的になるために書かせないのが、「見える化」。

私はプログラムを組む中で、ゴール達成のために必ずと言っていいほどどこかで「見える化」のしかけを取り入れます。

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その目的は様々。
対話に入る前に、一人一人が自分の考えを表現するため。
対話の最中に「へぇーっ!」とか「ん?」とか、何らかのアンテナにヒットしたときに、グループメンバーと情報を共有するため。
たっぷり対話の時間をとって色々なことを感じて考えた後、さて今、自分は何を思うのか、ことばにして伝えるため。
 
せっかく思い浮かんだ想いや考えを、心の中に留めたまま表現できずに場が終わってしまうなんてもったいないですよね!
声の大きい人の意見に全体の雰囲気が何となく流されることを防げますし、議論している内容そのものに集中することもできます。
ちなみに「会議」「空中戦」で検索してみると、こんな「会議あるある」の例が…
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・決まったようで決まってない
・途中で内容が変わる
・話が横道に逸れる
・話が噛み合わない
・もともと何を話し合っていたのかわからなくなる
・電話離席などで中断したら元に戻らなくなる
・同じことばっかり議論する、しかも各々微妙に結論が異なる
・各自の記憶、理解のスピードの違いから、ついていけない人が出る
・内容に漏れ、偏りが生じても気付けない
・少数派、おとなしい人の意見が目立たない
・各自メモを取るだけで考える余裕・発言する余裕がない
・メモを取るも途中で疲れて止めて、その後の内容は覚えていない
・資料を見ているなど目線が合わない
・ポイント2点、前者後者、指示語が飛び交い論理構造が見えなくなる
・声の大きい、口がうまい2~3人の会議になる
 
(引用元:株式会社トライスターズ『実りない会議の特徴「空中戦」』(http://tri-stars.jp/dogfight-meeting/))
―――――
…(;’∀’)
 
というわけで、タイミングはケースバイケースですが、対話の場が「空中戦」で終わらないようにするために、「見える化」は大変重要なしかけとなります。
 
最もシンプルなのは、グループでの対話に入る前に、個々人で付箋紙やA4用紙などにアイディアを発散的に書いてみること。
最近では、例えば対話の内容を共有するための「ホワイトボード・ミーティング」を題材にしたWeb記事や本もたくさんありますね!
 
そんなこんなで、私も打ち合わせやワークショップでの対話の内容・流れを、リアルタイムでノートやホワイトボードに書き起こしたりするわけですが、最近はマインドマップで表すことが多いです。
詳細な議事録としては情報量が足りないかもしれませんが、自分自身のメモとしては十分ですし、その場に居合わせている当事者たちにとってはキーワードを拾いやすいと思います。
何より、文字の羅列だけでなくキーワードの配置・つながりや全体のレイアウトを工夫できるので、また見たくなる!
 
すぐにでも、誰にでもできる「見える化」。
これで「空中戦」から脱出だ~!!!(^o^)/
 
 

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