『二刀流が生み出す可能性』〜ファシリテーター × ◯◯ = ??
こんにちは。
共同代表のりんたろうです。
2018年を迎えたと思いきや、もう2月も終盤ですね。
12月で法人としての一期目が終了し、新年度としての事業に着手する一方で、先日、無事に確定申告を終えました。右も左もわからぬ中、共同代表のよねが必死に頑張ってくれました。ありがとう、よね!
さて、本題に移ります。
僕が今、新潟県小千谷市で担当させていただいている事業があるのですが、これがとっても面白い!
この事業は、小千谷市生涯学習課からいただいているお仕事で、20代〜40代に対し、社会教育に関するイベントを開催して欲しいという要望でした。
このお話をいただき、僕はまず、小千谷市について調べました。
そして、以下のことがわかりました。
*小千谷に住む20代の若者達が、自分たちのまちを盛り上げたいと考えているということ
*小千谷市総合戦略を拝見したところ、過去10年連続で20代が社会減という状況であること
*行政が20代〜40代とつながっておらず、いつも集客に困っているということ
*来年度、小千谷市には市民協働センター(仮)が立ち上がる予定があるということ
これらの情報を踏まえ、僕は一度きりのイベントではなく、下記のようなプロジェクトを提案しました。
*まちづくりという手段を通じて、社会教育を達成する全4回のプロジェクト
*第1回目は、地元や自身の将来について真面目に向き合いたい20代に対象を絞る。ここで出されたアイディアや集まったメンバーを第4回につなげる
*第1回終了時にプロジェクトメンバーを募集し、第2回・3回で企画立案、役割分担の決定、広報開始までもっていく
*第4回は、セミナー&ワークショップ形式。セミナー講師に30代や40代のすでにまちで活躍している方々を起用したい。ここで初めて、まちの30代〜40代も巻き込み始める
*動ける20代の周りに、経験や知識やスキルや資産をもった30代〜40代をつなげることで、自分たちのまちに対する想いを形にする動きを加速させる
*第4回終了時に、「参加者に、住み続けたい・戻ってきたくなる小千谷にするための一歩を踏み出す力が身についている」ことを目指す
*第4回の後に生まれた動きや、やる気のある人材は、市民協働センター(仮)につなげ、初年度のセンターの実績につなげる
現在、プロジェクトは、20代のコアメンバーの主体的な動きによって無事に進行中です。
企画の作り方や会議の開催方法など、今後、みんなが主体的に動けるような知識やスキルの共有を行いながら、
LINEでひとりひとりと密に連絡を取りながら、丁寧に進めてきました。
3月31日は、いよいよ本番です!
さて、改めてこのプロジェクトについて、引きの視点で考えてみます。
僕が、「場の目的を達成するために、当日のプログラムをデザインしたり、ファシリテーションスキルを用いて円滑に運営を行う」という、いわゆるファシリテーターとしての知見しかなければ、このようなプロジェクトの提案は出来なかったでしょう。
依頼された課を超えて、まちとしての事情を加味したり、自分の身近な人の声を取り入れたり、必要な人を巻き込んだり、一イベントをこえて、まちの未来を踏まえたゴール設定をしたり、企画運営に関するやりとりにおけるティーチングとコーチングを使い分けたり、
こういった視点や技術は、これまで僕が地元で行ってきたまちでの自主的な活動によって培った「イベンター・コーディネーター」としての経験によるものです。
ここに、さらに「ファシリテーター」としての場づくりの経験や知識、プログラムデザインの手法が混じり合って、このプロジェクトの企画・提案・運営につながっているんだということに、ようやく気がつきました。
これまでの自分の歩みを総動員している、自分自身にとっても新たなチャレンジであることが、面白くないはずありませんもんね。
今後は、意識的に「ファシリテーター」×「イベンター・コーディネーター」という二刀流を、磨いていきたいと思います。
みなさんは、どんな二刀流を持っていますか?
どんな二刀流を手に入れたいですか?