“本物”に触れる機会をつくる@杉並第十小学校・オリンピック・パラリンピック推進教育事業
こんにちは、りんたろうです。
今回は、杉並第十小学校の学校運営協議会の委員として場づくりを行わせていただいたときのことです。
僕が学校運営委員を務める杉並第十小学校は、2020年オリ・パラにおいて、「車椅子マラソン(T54)」の観覧枠をもらいました。
「それなら、子ども達にそこで活躍する人を見せてあげようよ!ぜひ、子ども達に”本物”を触れる機会をつくろうよ!」と、教職員の先生達と相談し、日本代表内定選手である『鈴木朋樹選手(トヨタ自動車)』に、オリ・パラ推進教育事業枠での講演の依頼を、ダメ元でお願いしてみました。
結果は…なんとOK!!!!!!!
練習も忙しいのでお断りすることも結構あるそうで…なんともありがたいお話や。。。
教員の大串さんと一緒に準備を進め、先日、無事に開催することができました。
紹介動画とともに鈴木選手が車椅子で登場。
そこから、車椅子マラソンに関するクイズタイム、僕とのトークセッション、質問への回答タイム、選ばれし勇者達による競技用の車椅子の乗車体験…と、盛りだくさんの時間。
事前に質問を集めたり、車椅子に乗りたい人を募集したりすることで、子ども達も早い段階から鈴木選手に夢中でした。
平地で時速35km、下りだと時速80kmを超えるなど、もはや車椅子は歩く補助のための道具ではなく、人間の可能性を広げるマシンであることが伝わると、会場にはどよめきが湧き上がりました。
今回面白かったのが、
「好きな色は?」
「好きな人いるの?」
「自分で料理するの?」
「TVは何を観るの?」
な〜んて、せっかくわざわざ来てくれたのに尋ねること??
…と思ってしまいそうですが、いやいやすごくないですか?
生徒達、車椅子の鈴木選手に対して、「障害」に関する話を振らないんです。
一切「可哀想な人」とか「大変そう」とか、そういった感情をもっていないんですよ。
上記の質問に鈴木選手が回答すると、
「わ〜私も一緒だ!」とか「僕も観てる!!!」とか、目の前にいるスーパーマンと自分が同じで嬉しいという反応なんです。
鈴木選手の凄さや魅力が伝わった結果、パラリンピックが、障害を持っている大変な人が頑張っているのを応援する大会ではなく、オリンピックと同じくトップアスリート達がしのぎを削る熱い戦いであることがしっかりと伝わったことは、僕らとしても意識していたことだったので、とても嬉しかったです(^^)
鈴木選手、本当にありがとうございました!!
車椅子マラソンの鈴木選手のファンより♡
〈ゴール〉
①鈴木選手から学んだことを、家族に話せる!
②パラリンピック観戦が楽しみになっている!
〈プログラム〉
(1)開会・マインドセット「本日の主旨・ゴール・プログラム・大切にしたいことの共有」
(2)鈴木選手登場!
(3)車椅子マラソンに関するクイズタイム
(4)トークセッション「鈴木選手×凜太郎」
(5)体験「選ばれし勇者による車椅子体験」
(6)鈴木選手よりメッセージ