“すぎなみの”ファシリテーション学習ワークショップ、始めました。
2012年1月21日、その日は、記念すべき第1回杉並区ワールドカフェ・サロン“100とも”の開催日であり、同時に僕が「ファシリテーター」として人前に立った初めての日でした。
それから3年間。とにかくひたすらに実践に実践を重ねていく中で、ようやく自分の中で“こうありたい”というファシリテーター像が見えてきました。
…いや、見えてきたというより、見ようとしなければいけない立場になったという方が正しいかもしれません。
杉並区役所や、他の自治体からの依頼もいただけるようになった今、僕が意図せずとも誰かにとってのお手本になってしまう可能性(危険性)があるからです。
その道何十年のプロがいる世界ですよ。
僕なんかがファシリテーターとして重用されている事実に、色々な意味での恐ろしさを感じています。
ただ一方で、昔からまちにある組織の非効率的な運営(ごめんなさい)を見ていると、プロほどまではいかなくとも、そのまちの人や事情をよく知っていて、
何よりまちが大好きでたまらない“地元のファシリテーター”みたいな人がもっともっとたくさん増えたらいいのになぁとも思うんです。
う〜〜〜ん。。。
そんなことをずっと考えてもやもやしていたのですが、2015年1月に腹を括りました。
「“すぎなみの”ファシリテーターと言ったら“山ノ内凛太郎”と言ってもらえるようになろう」
「そして、僕では目的が達成できなさそうな案件がきたら、変な色気は出さず、すぐに知り合いのプロの方を紹介しよう」
杉並のことを一番に考えた結果、これでいこうと。
そして、名乗るくらいだったら、“まちのファシリテーター”をどんどん杉並に増やしたり、僕自身ももっともっと実践を積もうと、
掲題の通り、2月から“すぎなみの”ファシリテーション学習ワークショップを始めました。
ワークショップの告知をしているFacebookのイベントページの冒頭には、このように記載しています。
「杉並区ワールドカフェ・サロン“100とも”の場を中心に、すぎなみのみなさんにファシリテーターとして育ててもらった山ノ内凛太郎が、実践の場から学んだファシリテーターとしてのマインドとスキルを、みなさんに御返しするために企画しました。」
…と、こういうスタンスです。
じゃあ、“すぎなみの”ファシリテーターって何よ?というお話なのですが、僕は以下の3点を要件として挙げ、みんなと一緒に学んでいます。
1.ファシリテーション・マインドを持っている
2.場のゴールと前提を設定・共有し、達成へと導くことができる
3.ツールを適切に用いることができる
兎にも角にも、まずは心。
心があるから、適正な行動がとれる。
心があるから、適切な技法を選択できる。
そんなことを感じてもらえるような流れになっています。
本当は、もうちょっと詳しく文章にまとめようと思ったのですが、喋り言葉と書き言葉はだいぶ違いますし、変に誤解を招いても嫌なので止めておきます。
(決して出し惜しみしているわけではありませんよ〜!!)
“心”のもちようにこだわりを持っているのは、最初に出会った技法がワールドカフェだったことや、多種多様な方々の前に立ってきた経験からきているものなのでしょう。
やはり、僕はすぎなみに育てられているなぁと感じます。
あとは、一度だけですが参加させていただいたプロの研修が、とっても大きかった。僕が感覚で持っていたことが、綺麗に言語化されていて、ものすごくスッキリしたのを今でも覚えています。やはり、プロはひと味もふた味も違うんです。頼みに行くなら、まずそこにもっていくって決めています(いくらくらいなんだろう…ドキドキ)
まぁ、敢えて例えるならば、銀座の寿司屋とまちの回転寿司のような関係なんでしょうね。
美味しいのは当たり前で、日本の寿司文化そのものを伝承してくれるような付加価値のある超高級店がどっしりと構えていてくれるからこそ、
いつでも気軽に入れる普段使いの回転寿司は、ただただ目の前のお客さんのために皿を回しながら、じんわりと寿司好きを増やしていけばいいと。
どっちが必要?どっちも必要。そういうことなんです(何が?)
回転寿司の方なのですが、気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ遊びに来て下さい。
・初心者〜中級者向けで、3時間とちょっとぐらいで1,000円
・毎月1回は開催していく予定
・僕がお話する時間は全部で30分ぐらい。ほとんどが体験型ワーク
・定員はMAXでも16名の少人数制
・愛のあるスライドデータと宿題付き♡
まだ怖くて知り合いにちょこちょこしか声をかけていないのですが、3月はすでに満席で、4月も実施が決まっています。