僕には、自信がない〜すぎなみ地域大学での講演を終えて〜
3/19に、すぎなみ地域大学主催の講演会に、登壇者として立たせていただきました。
タイトルは「すぎなみで働く。すぎなみと生きる」
内容は、
1:杉並区ワールドカフェ・サロンとすぎなみのファシリテーターの詳細説明
2:住んでいるまちで何かを始めたい人へ
3:集客・運営のコツは
4:まちでの活動と生活の両立〜複数収入のススメ
という4項目。
参加してくださったみなさんとの距離をなんとか近づけたいと、入口でメッセージ入りの飴ちゃんをプレゼント。
その後、1で、“聴く”自己紹介を実施し、違いを楽しみ受け入れる“聴き合い”の姿勢について実体験していただきながら、参加者同士の交流を促進。
更に、各項目の冒頭に、僕から参加者のみなさんへ「問い」を投げかけ、その後、僕の視点をお話させていただく。終了後に、その「問い」や僕の話を聴いた上での感想などを、参加者同士でお話いただく時間を設けました。
そして、図々しいながら、最後には僕へのラブレターや質問を付箋に書いていただきました。これ、宝物です。
こんな質問がありましたので、ここでお答えさせていただきます。
Q.りんちゃんの、各分野での師匠は?
A.例えば、ファシリテーターとしては、専修大学附属高等学校の皆川先生。
まちづくりの仕組みづくりとしては、高円寺純情商店街の吉田さん。
まちで生きる人としての在り方は、清水屋の山田重子さん。
・・・などなど、もちろん他にもたくさん挙げられますが、今、直近でお世話になっている方々と言えば、上記の先輩達を挙げさせていただきます。
Q.起業の設立計画もっと詳しく知りたい
A.今後、どんどんアップしていきます。とりあえず、4/18〜22は起業に向けてとことん向き合う時間をつくります。
Q.家を借りる・確定申告やその他もろもろの問題について知りたい
A.聴いていただければ、なんでもお答えしますよ(^^)
その他、当日に用いた資料をアップロードできるようにしました。
http://8.gigafile.nu/ldda939935315707b11d04110cc63bdc5-0402
(本日3/26より一週間ダウンロード可能)
・・とまぁ、色々と策を講じながら「アクティブに聴ける講演会」を目指したのですが、参加者のみなさまの反応を見る限りは、うまくいったんじゃないかなぁと思います。
今回の講演の柱は、杉並区協働推進課の西崎さんが考えて下さいました。
西崎さんとは、2年前の地域デビュー講座を一緒につくるなかで、しっかりと人と人とで向き合いながら仕事をしてきました。
そんな彼が、今回、僕のことを知った上で、このような機会をくださったこと、本当に感謝しています。
「行政の職員さん」と仕事をしたのではなく、「西崎さん」と仕事ができたと実感できたこと。常に、こう在りたいと思いました。
ただ・・・正直のところ、すごく不安でした。
何が不安か。
単純に、人が集まる気がしなかったのです。
今回、自分の中ではっきりとわかったことは、
僕は、自分に自信がないということ。
ここは、もう少し丁寧に説明させてください。
僕は、自分のしている活動には自信があります。
なぜなら、自分が活動することによって、周りに多くの人達が集まってくださっているからです。僕は、周りの人達の素敵さには自信があります。
でも、僕がしている活動に対する自信は、僕自身の自信とは決してイコールではないんです。
そこには、大きな壁というか、もはや違う次元の話です。
昨年、僕の30歳の誕生日記念ということで、サプライズパーティーを開いてくださったことがありました。
これまでの自分の活動に携わって下さった方々が70名以上も集まって下さった。
こんな幸せな瞬間はありませんでした。
でも、ずっと頭の中には疑問が浮かんでいました。
「なんで、僕なんかのために来てくださるんだろう??(ありえない!!)」という気持ちです。
僕らISPが主催する、杉並区ワールドカフェ・サロン“すぎなみの100とも”に人が集まって下さるのは分かります。
僕たちの企画に対するこだわりはもちろんですが、参加してくださるみなさん自身の魅力に、新たな参加者のみなさんが引っ張られてきています。
でも、僕の誕生日とか、今回の講演のような僕の話とか、僕自身のことに関しては、全く分からない。
だから今回、講演に人が集まるかどうかが不安で仕方がなかった。
でも、自分の話なんかを聴いてもらうなんておこがましいと思ってしまうから、どうしてもFacebookでもお誘いができなかった。
身内と、一緒に活動してくれているISPのメンバー以外に、最後までイベントの招待をすることができませんでした。人が集まってくれなかったら困るということも分かりながら。
僕の周りの人達のことを信じることで、自分の活動には自信があるのに、その人達が発してくださる、僕に対するお褒めの言葉は信じられないという矛盾。
なんなんでしょうね。
今は、まだその矛盾は解けそうにありません。
解かなくてもいいことなのかもしれません。
でも、今、はっきりとしていて、僕にとってプラスに働くことは、自分の活動には自信があるということ。
ふと思ったのですが、だから、僕は動き続けているのかもしれません。
世間一般では、もしかしたら逆なのかもしれませんね。
自信があるから、動ける。チャレンジできる。
でも、僕の場合はまるっきり反対のようです。
自信がないから、動く。
どれだけ考えたか。
どれだけ時間をかけたか。
どれだけ向き合えたか。
どれだけ汗をかけたか。
どれだけ人を巻き込めたか。
どれだけつながっていられているか。
僕に自信があるなし関わらずに、動いた成果は周りの人が決めてくれる。
すごく楽です。
自分に自信があるのか・・・とか考えているより、ずっと楽。
もちろん、自信を持つために動いているわけではありませんが、僕が僕として在るためにも、僕はきっと動き続けるんだと思います。
このようなことに気がつけたのも、講演という機会があったから。
本当に感謝感謝です。