ファシリテーター0円事業14件目~オンラインで、どうやって相手の状態を判断しますか?
今回は、「さすらいのファシリテーター」として、教育現場を始めとする様々な場所で場の進行を務めていらっしゃる安達睦さんからのご相談にお答えする形で実施しました。
昨今の社会情勢から、オンラインの場が増えてきたのは周知の事実ですが、そのような中で安達さんが抱えられているお悩みは、ずばり「オンラインで、相手の状態を掴むことが難しい」というもの。
表情やリアクションも人によって様々ですし、リアルの場だとなんとなくの雰囲気や身体表現(首を傾げたり、ちょっと身体を揺すっていたり)で感じ取れることも画面越しだとそうはいかず…ということで、ALsは普段どのようにしているかというご相談でした。
我々が普段から意識していることは、
●オンラインとリアルの場づくりは、違う
→細かな相手の状態を掴むことはできない…という前提を、主催者側も参加者側ももっておく
●参加者の理解度が掴めるアウトプットの場をプログラムに盛り込む
→ブレイクアウトルームでこちらからの情報提供につて話し合う場を設けたり、チャットで感想を求めたり。その中身や質で、先の情報提供がどれだけ伝わっていたかが分かる
●主催者側の情報提供の中身や方法を見直す
→スライドの情報、口頭で説明する情報など、より伝わり易くするために出来ることはないかを検討する。また、事前に資料やスライドを参加者に送っておく
など、オンラインならではの場づくりの工夫について意見交換させていただきました。
他にも、「どうやってファシリテーターとしての個を消すか」など、現場を持つもの同士の対話を楽しませていただきました。
安達さん、ありがとうございました!