《前編》これが、ALsのしているファシリテーターのお仕事です。
ファシリテーターは、本来、会議における「一役割」的な印象が強いと思います。
一方、僕らALsは、
中立性・第三者性…別の言い方をするのなら「参加者との間に利害関係がないこと」と、
どんな目的の場にも対応できる、専門的な知識に裏付けされたプログラムデザインと当日進行をウリに、
職業としてファシリテーターを担い、報酬をいただいてご飯を食べています。
今回は、「ファシリテーター」というお仕事に興味を持ってもらったり、「りんとよねは、一体どうやってご飯を食べているんだ!?」という長年の疑問(??)にお答えするべく、この記事を書いてみました。
お仕事の依頼をいただくところから、報酬や将来的な展望まで、前・中・後編に分けて、赤裸々に書いてみようと思います。
Step1 仕事の依頼をいただく
一緒にお仕事をしたことがある方が別の方をご紹介下さったり、リピートして下さったり、ホームページを通じてご依頼をいただいたりと、飛び込み営業などはせずに100%受け身でお待ちしているのが現状です。
これは決して調子に乗っているわけではありません。
・ALsに対してある程度の信頼をもってご依頼いただけた方が、こちらも色々とご提案し易いこと
・「現状を変えたい!」という想いを持った方々とお仕事できたら嬉しいという想い
・ALsの実働部隊が2名である
これらを踏まえた結果、
「いただいたお仕事を高い満足度でこなすことが一番の営業活動だ!」
「ただし、発信はちゃんとしよう!」
という結論に至ったからです。
Step2 依頼主と打ち合わせを行う
初めての打ち合わせは、大抵は依頼主の職場に伺うようにしています。
これは、例えどんなに遠い場所でも…です。
依頼主が、なるべく緊張されることなく、自分の想いをお話できる環境を…と考えると、普段から慣れ親しんでいるところが一番かなぁと。逆に、諸事情によりオフィスだと喋りづらいと思われる方には、それに合わせて外に繰り出します笑
さて、いよいよ依頼主との打ち合わせ。
実は、この時間が、一番ファシリテーターとして稼働している時かもしれません。
依頼主が、本当に想っていること・描いている理想を引き出すため、傾聴や質問はもちろん、具体例を投げかけてみたり、色々な”きき方”をします。
また、担当者が複数名いる時には、誰かがお話しされている時の、それを聴いている他の担当者の顔も伺ったりもしています。
担当者間で、実はしっかり話し合えていなかった・考え方にズレがあった…というのは、よくある話なので、我々第三者がいる場所で、しっかりと話し合い、共通認識をもっていただけるように務めます。
僕らファシリテーターは、当日の場の参加者の満足度はもちろんのこと、依頼主の満足度もしっかりと考慮しなければなりません。そのため、このタイミングでしっかりと「場のゴール」を、打ち合わせの場にいる全員と共有しておくことは、必須なのです。
前述した通り、初めての打ち合わせはどんなに遠い場所でも伺うようにしている理由は、ここにあります。
まだ会ったことがない人とのメールや電話でのコミュニケーションには限界がある。会って、顔を見ながら、その場の雰囲気を感じながら、主催者の想いを見極めたい。
それは、ALsとしての、1つのこだわりかもしれません。