協働について、自分の言葉で説明出来るようになろう@第4回焼津市協働推進員研修

2/7(金)〜8(土)は、合同会社Active Learnersとして、静岡県焼津市に初上陸。

7日は、行政職員向けに、協働についての研修を山ノ内が、
8日は、市民活動団体向けに、チームづくりや会議づくりについての研修を米元が、
それぞれ講師を担当させていただきました。

7日は、過去3回の研修を踏まえた最終回ということで、これまでの研修の内容やそもそもの研修目的について、担当課の職員さんととーーーっても丁寧にやりとりさせていただきました。

提示されたままの目的を鵜呑みにせず、なぜそこに設定したのか…具体的には、将来的にはどのような職員にどうなって欲しい?その上で今回の研修では何を目指したい?研修を実施する上で不安に感じていることは?…などなど、理想や現状についてキャッチボールをしながら、職員さんの想いや考えを整理するお手伝いをするのも、ファシリテーターとしての仕事だと考えています。

今回もつまるところ、「数は重ねたものの、協働について、まだまだ理解につながっていないのでは…」ということだったので、インプット中心の場づくりを提案させていただきました。

ゴールを、協働とは◯◯…を自分の言葉で表現できる!そして、いける人は協働のために私が踏み出す第1歩が言える!と、二段階で設定。

まずは、現時点での「協働とは◯◯である」を個人ワークで書き出してもらうところから。
この時点での自分の想いや考えをベースに、他の職員との対話や僕からの情報提供、Q&Aを通じてモヤモヤを晴らしたり、新たな視点を取り入れ、自分の言葉を見つけていく…という形で進めていきました。

協働がややこしいのは、事業ベースで考えると、どうしても協働が合わない部署があること。
にも関わらず、件数目標が設定させられていることについての矛盾感。
「事業だけが協働じゃないんですよ」とは言われても、じゃあ具体的にどんな行動をすればいいのさと聴いても、担当課からは明確な答えは返ってこず。
そもそも普段は市役所内から出ない職場がほとんどで、耳に入ってくるのは一部の尖った市民のめんどくさかったエピソードばかり。
一体どうすればいいのよ??

…と、協働研修は、マイナススタートからの場面が多い印象。
今回は最終回でしたが、改めて丁寧に1つ1つ解説させていただき、最後には全員がゴール達成♪♪
アンケートの結果も過去最高だったようで、一安心。
更に嬉しかったのは、

「やり取りをさせていただく中で、私自身も成長させていただき、本日の研修を何か一緒につくったような大それた感覚になってしまい、すごく満足感、やり遂げた感を得ることができました。」

という、担当課の職員さんのメールの一文。
まさに、この感覚を味わっていただくために、僕らは仕事をしているんだなぁと。
担当者、受講者、双方の職員の底力をアップするお手伝いを、これからもさせていただきたいと思っています。

きっかけを下さった土肥ちゃん、青野さん、ありがとうございました!!

〈ゴール〉
①協働とは◯◯…を自分の言葉で表現できる!
②協働のために私が踏み出す第1歩が言える!

〈プログラム〉
(1)開会・マインドセット「本研修の主旨・ゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン自己紹介」
(3)個人ワーク「今の時点で考える”協働とは◯◯”」
(4)グループワーク「ぺちゃくちゃタイム」
(5)情報提供「協働とは」
(6)グループワーク「ぺちゃくちゃタイム〜Q&A回収」×2ラウンド
(7)休憩〜回答タイム
(8)個人ワーク「改めて考える”協働とは◯◯”」
(9)シェアリング・ふりかえり