“大学生世代が狭山をもっと知り、もっと好きになるための仕掛け”を大学生と共につくる@第4回狭山市協働推進員研修
狭山市の協働推進員が、大学生や市民活動団体のみなさんと、対話や事業企画のプロセスを通じて協働を体感的に学ぶ研修の最終回。
第1回から発散→集束を繰り返してきましたが、今回はいよいよ来年度に実際に行う事業を決める回。
合同会社Active Learnersとして、協働に関する研修は色々な自治体で担当させていただいておりますが、本当に協働事業を生み出し、そこに予算もつける…ということを実施しているのは、狭山市だけです。
参加者の主体性をできる限り引き出すことを目指したプログラムを設計し、みなさんのサポートをさせていただきました。
「自由に企画を考えて下さい」という投げかけ方をする場合、大切になってくるのは、主催側の前提条件をどれだけ丁寧に参加者に見える化できるか。
“自由に”と言う割には、実は主催者自身も気付いていない前提があっての”自由”だったりするわけです。なので、今回も事前の打ち合わせで、なんとなく描いている成功イメージや主催者側の想いを引き出しながら、一緒に前提条件を考えました。
「大学生世代が狭山をもっと知り、もっと好きになるための仕掛け」を考える上での前提条件は、
①大学生の絡め方は自由(企画側・参加者)
②”狭山らしさ”が活かされていること
③実施したことを1500人(=狭山市人口の100分の1)に周知する方法を合わせて考えること
④開催時期は2020年10月以降であること
…ということで、イメージしやすいガイドラインが設計されました。
ここが見える化されることで、初めて「どういう企画がいい企画か」が主催側・参加側で共通認識となります。
途中、今回の事業が「大学生を巻き込むためのものであること」をお伝えするような緩やかな介入は行わせていただきましたが、世代や立場をこえた対話の難しさを感じることも、また協働を学ぶためで必要なこと。時には眉間にしわをよせながらも、最後は全グループ、しっかりと事業アイディアを完成させました。
また、今回の対話のプロセスに対しての振り返りも行い、次に同じような対話の場に参加したときに、自分はどうするかについて、内省していただきました。
最終的には、大学生による投票(これも研修が始まる段階で伝えておくのが大切)…それでも決まらなかったので、大人も交えた最終投票によって、来年度実施する事業が決定!!!
来年度に向けて早速動き出すようですよ(^^)
参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした!!
〈ゴール〉
①来年度に実施する「大学生世代が狭山をもっと知り、もっと好きになるための仕掛け」が決定!
②来年度の実現に向けて中心メンバーとなって動きたいと思えている人がたくさん!
〈プログラム〉
(1)開会・マインドセット「本研修の主旨・本日のゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン・自己紹介」
(3)情報提供「市役所より前提条件・4つのベースアイディアの共有・質疑応答タイム」
(4)グループ決め・対話の準備
(5)作業タイム
(6)グループワーク「振り返り〜今のチーム作業は何点?次は、自分はどう関わる?」
(7)全体ワーク「企画発表!2分間プレゼン」
(8)全体ワーク「大学生による”狭山視点”での投票」
(9)全体ワーク「サドンデス!全員での”狭山視点”での投票」