宿題って、何のため?誰のため?中瀬中学校の棚卸し

合同会社Active Learners(ALs)として新年一発目の場づくりは、中瀬中学校のCS会議。
昨年、杉並区内の全小・中学校に「棚卸し」令が出たこと、そして、学校経営評価アンケートで、親御さんから多くのご意見をいただいたこともあり、テーマを「宿題」に設定し、CS委員と教職員で話し合いました。
ALsは、プログラムデザインと当日のファシリテーターを担当。

親御さんからのご意見をA3用紙に印刷し、個々人での読み込むところからスタート。
その際、「いいね!」と思ったことには直線を、「もやもや…」することには波線を引いてもらうことで、自分がどのポイントを大切にしているかが分かりやすくなります。
また、その後の話し合いのときに「ここなんだけどさ〜」と指差し確認しながらお話することが出来るようになります。

今回大事になってくるのは「誰と話すか」。
それによって、今後、この話し合いが具体的にどう活かされていくかが変わってくるでしょう。
なので、あえてここは、その後のグループづくりを参加者のみなさんで行なっていただくことにしました。
まずはテーブルを動かしてもらい、3名・4名・5名のグループを準備。
その後、「本日のゴールを実現する上で、もっとも相応しいグループ編成をみなさんで考えて下さい」と丸投げ。

もちろん、ただ丸投げするだけだと戸惑ってしまいますが、
・考え方をいくつか提示…「CS委員がばらけることで後ほど情報交換できるかも」「教科ごとに集まるとか」「話し込みたい人は少人数のグループに行くとか」
・席替えにかけられる時間を「5分」と先に明示
など、その場に合わせたガイドラインを設定することで、主体性を発揮しながら物事を決めることができます。

結果として、2分30秒程度でグループが完成。話し合いに臨んでいただきました。
グループチェンジを行い、内容を拡げたり深めたり。
途中、グループの話し合いの流れを尊重しつつ、下記の4つの問いを提示し、話し合いの焦点を絞るお手伝いをさせていただきました。
「宿題は誰のため?何のため?」
「宿題を用いてどんな生徒を育てたい?」
「”理想の生徒像”を踏まえた上での、宿題のあるべき形・量は?」
「宿題で”何を”評価している?”何を”評価すべき?」

最終的にはA4用紙に「私が、宿題について考える上で大切にしたいこと」を全員が無事に記入。
ゴール達成です(#^^#)

ここでの話し合いは、「中瀬中は宿題をこう捉えています」という形に、校長を中心にまとめられていくそうです。
参加者のみなさま、お疲れ様でした!

〈ゴール〉
“わたしが”宿題を考える上で大切にしたい考え方が明文化されている

〈プログラム〉
(1)開会・マインドマップ「本日の主旨・ゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「近況報告〜年末年始の過ごし方」
(3)情報提供「校長より学校経営評価アンケートの共有」
(4)個人ワーク「資料読み込み」
(5)グループワーク「問いトーク」×2ラウンド
(6)個人ワーク「行動宣言記入」
(7)ふりかえり