平成30年度第3回すぎなミーティングを開催しました!
区民と区長という、普段は違う視点から杉並に向き合っている両者が、お互いの距離を縮めながら意見交換を行うのが主旨の本事業。
今回のテーマは、「ふるさと納税」。
自分の応援したい自治体に寄付することができ、その寄付金は所得税・住民税の控除対象となる制度で、元々は都心と地方の税収格差を埋めるという目的が根底にあります。
しかし、現在は「返礼品競争」など、当初の主旨とは少し離れたように見えるところでの盛り上がりを見せており、色々な意味で現在ホットな話題と言えるでしょう。
今回は、無作為抽出で選ばれた2000人の中から手を挙げて下さった方々を11名に絞り、ふるさと納税を利用している・していないなど、様々な立場・考えの方々と一緒に、”杉並区は”どう考えているのか・どんな施策を打ち出しているのか、どうすれば区民は自分の考えを持って、ふるさと納税に向き合っていけるのかを考えました。
今回の場をつくる上で意識したのは、それぞれの今のふるさと納税に対する考え方を否定しないこと。
杉並区の考えを押し付けないこと。
あくまでも、自分が住んでいるまちの方針はそうなんだなぁと、理解をしてもらえる時間にしたいねということは、事前の区政相談課のみなさんとの打ち合わせでも確認し合いました。
最後の全体トークでは、
「更に周知の強化が必要」
「自分も間接的に損している可能性があることを、ちゃんと周知する必要がある」
「地方から杉並区に寄付したくなるような方法をもっと考えてもいいかも。筋は通っているけれど、固すぎる」
「すでに実践されているが、もっともっと都心と地方との交流に寄付金を使っていいと思う」
「これまでもふるさと納税をしてきたが、こういった話をちゃんと聴いたことで、杉並区に寄付したいと思えた」
などなど、多くのインプットがあった上での自分自身の考えや行動を語って下さりました。
参加者のみなさま、ありがとうございました!
ふぃ〜、2日連続で刺激的なワークショップが続いたぜっ(^^;)
〈プログラム〉
★ゴール:(1)杉並区のふるさと納税についての考え方について、誰かに説明できる!(2)改めて、自分がふるさと納税にどう向き合っていけるのかが言える!
(1)開会・マインドセット「すぎなミーティングの主旨・本日のテーマ・ゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「握手de自己紹介」
(3)ストーリーテリング「区長の想い」
(4)グループワーク「ぺちゃくちゃタイム〜今の話を聴いて、どう感じた?」
(5)情報提供「杉並区の施策」
(6)グループトーク「グループトーク×2〜区民が、”ちゃんと”選んで納税先を選べるようになるために、区民が・区役所ができることは?」
(7)個人ワーク「”いいね!”と思った意見・アイディアorもっと深めたい話題をA4用紙に記入しよう」
(8)全体ワーク「自分の今の想い・考えを共有しよう」
(9)ふりかえり