”障害”ってなんだろう?スペシャル・オリンピックスアスリートと考える道徳の授業を担当しました

からだ、あたま、こころ…“障害”をもっている人は、生きづらい?

じゃあ、本人が生きづらいと感じていなければ、”障害”ではない?

逆に、この世の中…学校や会社で生きづらいと感じている人は、”障害”をもっているの?

障害って、なに?

障害は、どこにある?

人にある?それとも社会にある?

ーそんな問いかけから始まった、本授業。

「目の前の出来事や事実について、自分で考える力を養う」ことを目的とした中瀬道徳授業の4本柱の1つとして、全学年が体育館に集まり、異なる学年同士でチームを組み、対話を行う時間です。

今回のテーマは、「”障害”ってなんだろう」

メインゲストに、スペシャル・オリンピックスでバレーボールアスリートとして活動している渡邊拓巳さんを迎え、渡邊さんの日常やバレーボールへの取り組みを伺うことから、障害について考えたり、自分たちが生きていく上で大切にしたいことを考える時間をつくりました。

軽度の知的障害と発達障害を持っている。

平日は学校に通い、休日は部活に精を出す。
ハマっていることは、ネットゲーム。
大勢の前で話すのが、苦手。慣れてくると、次第に話せるようになる。
将来については、まだ考えていない。
バレーボールを始めたきっかけは、たまたま。
チームメンバーの迷惑にならないように、頑張っている。

…16歳の口から語られたことは、その話を聴いていた生徒達からしたら、ある意味、期待はずれだったのかもしれない。
だって、あまりにも、”普通”だったから。

でも、だからこそ、響いたこと、感じることがあったようで。
なぜなら、生徒達、話を聴きながら、一人で考えながら、チームで話し合いながら、ワークシートにたっくさん書いていました。

短い時間でしたが、生徒達の心の中に、新しい考えや気付きが生まれた時間になりました(^^)
参加者のみなさま、渡邊くんやサポートしてくださったお母さま、赤山さん、岩田さん、ありがとうございました!

〈ゴール〉
“障害”について、自分の中で新しい想いや考えが思い浮かんでいる!

〈プログラム〉
(1)開会・マインドセット「本日の目的・ゴール・プログラム・大切にして欲しいこと共有」
(2)アイスブレイク「しりとり自己紹介」
(3)渡邊くんのお話①「自己紹介・わたしの人となり」
(4)個人ワーク「ワークシート記入〜障害ってなんだろう?別の言葉で言い換えるなら?」
(5)グループワーク「ワークシート共有・いいね!と思ったことシェア」
(6)渡邊くんのお話②「バレーボールについて」
(7)個人ワーク「ワークシート記入〜渡邊くんの話を聴いて気付いたこと・学んだこと」
(8)グループワーク「ワークシート共有・いいね!と思ったことシェア」
(9)閉会の言葉