【障害の有無にかかわらず、暮らしやすいまちづくりを考える@杉並区】
5/17(土)は、区長と区民のコミュニケーションの場である「聴っくオフ・ミーティング」でした。

テーマは〈障害の有無にかかわらず、暮らしやすいまちづくり〜“もやもや”から“すっきり”へ〜〉
誰もが気持ちよく過ごせる社会にするために、そもそもどのような物理的・心理的なハードルがあるか、どうすればそれらを解消できるかについて対話しました。

無作為抽出や一般公募で集まった参加者に加えて、杉並区で共生社会しかけ隊として活躍されている障害者の方々にもご参加いただき、まさに多様性が集う場に。
*共生社会しかけ隊とは
「この障害があるからこういう関わり方をすればよい…ではなく、みんなそれぞれ個性があるので、一人ひとりに向き合う姿勢が必要。それは別に障害者だけではなく、誰だって一緒でしょ」
「想いや仕組みだけでは解決できない問題を抱えている方のためにもハード面の取り組みが必要ではないか」
「ハードを変更したからといって、どんな障害者にも対応できるわけではない。だからこそ人の関わりが大事になる」
「知らない人との関わり方って、考え続けることが大事。だから、もやもやを解消しようとする必要はないんじゃないか」
…などなど、誰もがこの社会を彩る当事者として、真剣な議論が繰り広げられていました。

これまでの聴っくオフ・ミーティングは、区の施策についてのアイデア発散・意見交換を行うことが多かったのですが、今回はその施策を考えるための土台である「個々人の課題感」について話し合う時間となり、この場が区民・職員・区長の三者によって行われたことに意義を感じました。

今回は、主管課が障害者施策課だったために障害の有無が切り口となりましたが、そもそも「困りごと」なんて誰もが抱えているわけで。
子育て、教育、外国籍、高齢者、障害者などなど、行政の枠組みをこえて、今日のようにみんなで困りごとを気軽にシェアし合ってどうすればいいだろうねとざっくばらんに聴き合えるような時間があると、心がふっと軽くなる人もいるんじゃないかなぁなんて、帰りの新幹線で振り返りながら思ったのでした。
参加者のみなさま、お疲れ様でした(#^^#)
〈本日のゴール〉
障害の有無に関わらず、お互いが地域で生活する上で抱えている“もやもや”が1つでも多く解消されている
〈プログラム〉
1.自己紹介タイム「肘タッチde自己紹介」
2.情報提供「障害者施策課からのお話・展示見学」
3.グループトーク
4.全体トーク・感想共有