地域の大先輩に認めてもらうために、意識している3つのこと。

僕が杉並区に来てから、ようやく3年が経とうとしています。

最初の2年は、杉並区交流協会という区の外郭団体で働き、行政に近い立場から杉並区を見ることが出来ました。

そして現在は、杉並区商店会連合会の事務局と、区内の和菓子屋さんで働きながら、商店街を通して杉並区を見ています。

そんな中で僕が思ったことは、

課題が多いなぁということ。

課題と言っても、役所や議員が介入しなければならないレベルは、そうあるとは思いません。

「もっとこうすればいいのに」とか「こういう人が入ればいいのに」とか、

そういう小さな課題がゴマンとあるんです。

そしてもっとも大きな課題は、それを解決できるような新参者や若者が、そのような課題がある場に辿り着くことが困難であることかもしれません。

まちのために何かしたい。

必要とされる場所で自分達の力を活かしたい。

…でも、それは何なのか?どこに行けば活かせるのか?誰か教えて〜〜〜〜!!

そんなときのキーパーソンが、まちや組織の大先輩達です。

大先輩達は、まちや組織の“ツボ”を押さえています。

若者や新参者が果てしない努力と時間をかけなければ届かない舞台に、鶴の一声で連れて行ってくれます。

僕も、杉並区に住み始めて、活動し始めてから3年しか経っていないにも関わらず、素敵な先輩達に出会えたおかげで、下記のような貴重な機会をいただいています。

・杉並区役所2年目職員研修の講師

・杉並区を含む5区の区役所職員さんを対象としたプレゼン研修の講師

・協働推進課主催の地域コーディネーター養成講座の講師

・すぎなみ交流自治体フォーラムのファシリテーター

・児童青少年課の中高生達を対象としたミーティング研修の講師

青年会議所杉並区委員会主催イベントのファシリテーター

など(詳しくはホームページより)

僕は、元々、研修の講師をやっていたわけではありませんし、大学でそのような勉強をしていたわけではありません。

ただ、「杉並区を舞台にワールドカフェという手法を使って場を開いている」という場を、ある上司に見ていただいたことが、全てのきっかけでした。

ただし、このようなつながりを持っている大先輩達は、これまでの丁寧なコミュニケーションやご自身の実力でつながりを紡いできた方達なので、そう簡単には紹介してくれません。

大先輩達の力を借していただくためにも、僕は以下の3つのことを大事にしながら関わるようにしています。

■1 汗をかいているところを見せること

例えば、商店会の現状を把握するために94商店会の会長さんの家を全て自転車で回ったり(現在69人)、

イベントの集合時間に一番に到着するように行ったり、

休憩をしないでずっと作業していたり、

掃除を丁寧に行ったりし、

…まぁ一番は、杉並区に引っ越してきたことかもしれません(笑)

もともと僕は体を動かすことが好きなので、こういったことが無理なく行えるのは強みですが、全ての行動の目的は、自分の本気を伝えることです。

本気だということがわかると、相手も対応が変わります。

そのためには、動いて見せるのが一番早いです。

■2 活動を継続すること

僕の場合は、杉並区ワールドカフェ・サロンのことを紹介すると、「毎月やってるの!?」と「もう3年も!?」というところに驚かれ、話を聴いて下さったりします。

また、これは裏話ですが、講師として選考する基準の一つとしても、継続性というのは上がってくるようです。ラッキー。

何か1つのことを続けることで、自分が信用できる人間であることを伝えています。

また、大先輩達はご自身の経験から「何か1つのことをやり続けること」の難しさをご存知なので、自然と共感も得られます。

■3 まずは話を聴くこと

大先輩の話を聴いていると、その節々にご自身が経験から学ばれたことや信念が垣間見えたりします。

そういうカッコ良さがわかると、自然と大先輩のことを好きになります。

そして、相手に好意や尊敬を持って向き合うと、それがおそらく相手にも伝わってるっぽいのです。

僕は、まずはとにかく相手のことを知りたいので、徹底的に話を聴き&訊きます。

その上で相手のことが分かってきた段階で、使う言葉や自分がもっているスキルや経験でどれを伝えるかを選択し、織り交ぜます。

また、「その考え方すごい好きです」とか、「先輩のこういうところ良いなぁと思ったので真似してます」とか、素直に言います。

そのようなフランクなコミュニケーションの中で、1つでも相手にとっても面白いと思われることを言えると、おぉ、こいつ分かってるじゃんという風になるので、そうしたらこっちのもんです(笑)

まとめ

大先輩を動かすためには、本気・信用・愛着を見せること。

そして、そのためには、汗をかき、やり続け、話を聴くこと。

嫌々ではなく、変に狙ってでもなく、 純粋に尊敬と愛をもって。

そうすると、自然と舞台は目の前に用意されていきます。

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