オンラインは、”オフラインの代わり”ではない−withコロナ時代の場づくりにおける私達の想い
*オンライン・オフライン問わず、場づくりについてのご相談は下記URLからお待ちしております。
→https://active-learners.jp/entry/2019/10/01/194950
COVID-19の予防対策という不本意な理由ながらも、世の中のオンライン化への移行が加速しています。
テレワークの推奨により多くの企業で実戦投入され始めたオンライン会議を始め、イベントや講演会、飲み会などがPC画面越しで行われる機会が明らかに増えました。
それに伴い、オンラインの場づくりをサポートする様々なアプリケーションが取り上げられ、活用され始めています。
ではこの先、オンラインの場は、オフライン(対面の場)に近づいていくのでしょうか?
答えは「No」だと、我々は考えます。
今後しばらくは、「対面で会う代替手段」としてオンラインの場が整えられ、対面でのやりとりとの違いや違和感をどうにか打ち消せないかと、手段や方法が考えられるでしょう。
しかし、「オンラインの場」は、「オフラインの場」とは全くの別物です。
“話すときは相手の目を見ること”という不文律は、webカメラ越しでは成立するのでしょうか。
同じ会場の別テーブルで生じた盛り上がりは、聴こえてきません。
名刺交換も、ありがとうございますの握手も、もちろんできません。
ここで「では、どうすればオフラインのようにできるんだろう?」と考えるのではなく、「オンラインの良さはなんだろう、どうすれば引き出せるだろう?」と考えてみるのはどうでしょう?
例えば…
◆相対することで生まれる緊張感が緩和できる分、世代や肩書きに左右されない場づくりに向いているかもしれない
◆音量的・雰囲気的な盛り上がりや一体感を生み出したいならリアルの場に分があるな
◆説明会や勉強会等、個々人が頭の中で整理する時間が求められる場であれば、身体の姿勢や周りの環境を自由に設定できるのはメリットだ
…というように。
オフラインと比べることを止め、補おうとするのではなく、手段の1つとして捉えることで、オンラインの場はより洗練され、オフラインとは別の価値ある場に進化していくでしょう。
また、オフラインの場についても、これまでの社会では「人が集まる=物理的に同じ場所に存在する」ことは自明の理であったため、その価値を考えるという思考の選択肢すらありませんでした。
しかし、外出自粛や施設の利用制限によって「なぜ人は、会社や学校にみんなで集まらなければならないのか?」という問いが社会に対して投げかけられました。
対比される対象が現れたことで、オフラインの場も改めてその価値と意味、それを活かす方法が検討されていくでしょう。
合同会社Active Learnersは、このような時代の変化を掴み、オンラインの場づくりに対しての知見をこれまで以上に深め、実施のご提案・ご相談ができる準備を整えます。
その上で、オンラインでもオフラインでも、皆様がつくりたい場をもっと面白くするために寄り添わせていただきます。
これまでも一緒にお仕事をさせていただいた皆様も、これをきっかけに場づくりを見直そうとされている皆様も、引き続き、よろしくお願い致します。
2020年4月12日(日)緊急事態宣言が発令されて5日目の昼
合同会社Active Learners 山ノ内凜太郎 米元洋次
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