プラスチックごみについて、意識したことありますか?@すぎなミーティング

「区民と区長のコミュニケーションの場」を目指し、杉並区が主催している”すぎなミーティング”。

合同会社Active Learnersは本事業のファシリテーターとして、プログラムデザインと当日の進行を担当しています。

今回のテーマは、”プラスチックごみ”。
プラスチック製品を使用を通じて半ば必然的に生じてしまう海洋のマイクロプラスチック汚染が注目を浴びたり、
SDGsという世界共通の目標が定めらることで大企業が次々とプラスチック製品を抑制し始めたりと、
世間を騒がしているホットな課題を扱いました。

今回はいつもと異なり、改修された清掃工場が舞台。
最新鋭のゴミ処理場の見学から始まることで、大きくゴミを取り巻く現状をつかんだ上で、少しずつプラスチックごみへと焦点を絞っていきました。

進行で意識したことは、「わたし」の話をしてもらう場であること。
この手の場においてありがちなのが、

・「(自分たちは出来ている人達だから…という前提のもと)出来ていない人達をどうにかする方法を考えよう」

・「自分たちがいくら頑張っても、まずは企業が変わらないと大きな成果は得られない」

…というように、論点が自分からそれがち(^^;;

そうではなく、様々な他者と話すことで、“本当に”自分は出来ているのか・他に出来ることはないかを考えたり、あるいは自分のやり方が合っていることを再確認したり。
そして、今日の場は「世界からプラスチックを減らそう」という話ではなく、「自分の家庭で出来ることを考える時間です」ということを確認しながら進めました(^^)

また、最後の「わたしの行動宣言発表」の際にも、やりたいことが見つからなかった・もう十分やっているから新しくやるつもりはない…という人は、無理に書かなくてもOK。この時間を通じてもそうだったなら、その判断を大切にして下さい…とお伝えしました。無理に考えて書いてもらっても、実際の行動変容につながらなければ、全く意味がないですからね(^^)

そのような細かな配慮も少しは役立ったようで、
情報提供として区役所からプラスチックごみに対しての施策を聴いたあとには、多数の質問が寄せられたり、
終了時には、全員が「自分はこんなことをしてプラスチックごみ減量に励みます!」という宣言ができたり、
身近な課題として掴むことが出来たようです。

参加者のみなさま、お疲れ様でした!

*実は今回は区長が高熱でご欠席で、代わりに副区長が参加して下さりました。副区長、たいへんだったと思います…お疲れ様でした。

〈本日のゴール〉
①杉並区のプラスチックごみ減量に向けた取り組みを、家族や友達に説明できるようになっている
②わたしのプラスチックごみ減量宣言を最後に発表できる

〈プログラム〉
⓪ごみ処理場見学
①グループ内自己紹介・感想共有タイム
②開会・マインドセット「本日のゴール・プログラム・グランドルールの共有」
③情報提供①「副区長の想い」
④グループワーク「ぺちゃくちゃタイム〜プラスチックごみについて、私が知ってること共有」
⑤情報提供②「担当課長より区の施策説明」
⑥ グループワーク「ぺちゃくちゃタイム〜質問したいことを考えよう」
*休憩
⑦グループトーク×2ラウンド「プラスチックごみを減らすために、わたしができることは?」
⑧全体トーク・振り返り「わたしの行動宣言」