明日も行きたくなる学校って?〜すぎなみ小・中学生未来サミット

〈明日も行きたくなる学校〉をテーマに、全区立小中学校の代表児童・生徒400名以上が一堂に会して、それぞれの学校での取り組みをポスターセッションにて発表し合ったり、パネルディスカッションをしたりしながら、あたらしい発想を広げることが主旨の本事業。

合同会社Active Learnersは、パネルディスカッションを含む第二部を担当させていただきました。

すでに何年も実施されてきたイベントということもあって、
・小・中学生の発表を入れること
・手法はパネルディスカッションを用いること
・途中、観客に話を振ること
など、前年踏襲で「しなければならないこと」が多々あったので大変でしたが、その中で、我々に出来ることはなんだろうと、色々と試行錯誤をしました。

・〈明日も行きたくなる学校〉を山の山頂とし、今の自分達は何段目にいるだろう、もう一段上がるためにはどうすればよいだろうと、議論の方向性をビジュアル化したこと
・「参加する上で大切にして欲しいこと」に、本事業を担当されている一番偉い校長先生の写真を借りて、「何話しても大丈夫!」ということを強調してお伝えしたこと
・小学校と中学校の発表の合間に、おしゃべりタイムを設けたこと
・中学生が、自分たちの発言が見られるように、リアルタイムでホワイトボードに記録したこと

本当に細かいことなんですけどね。
でも、それがすごく重要だったりするんです。

結果として、パネルディスカッションはとっても盛り上がりました。

「小中連携など、学年を越えてつながることが、明日も行きたくなる学校になるのではないか」

「うちの学校には不登校などで、そもそも学校に来られていない児童・生徒がいる。そういう人達のことを考える必要がある」

「他学年・他クラスに入ってはいけない決まりがある。納得している人もいれば、していない人もいる。そういうルールについて、自分達で話し合ったりしていきたい」

「もっと広く児童・生徒の声を集める必要がある。その中で、出された課題についてなど、自分達で話し合ったり、ルールをつくったりしていく中で、自分達の学校になっていく」

などなど。

プレサミットの時とは全く違った話の展開となり、過去回を見られている何人かの方々からは、「ここまで本音や本質が話されたことはなかった!」などという声をいただきました。

小・中学生は、そもそもちゃんと考えを、想いを持っている。
我々大人は、発信できる場を整えること、そしてそれにしっかりと耳を傾け、彼らがしたいことを実現するお手伝いをするだけでいいのではないでしょうか。

そんな一つのお手伝いができて、よかったです(^^)
参加者のみなさま、本当にありがとうございました。