学校運営協議会を“対話的に”運営するために@杉並区

11/1(月)は、杉並区学校運営協議会連絡会のファシリテーターを担当しました。

第1部では、令和4年度より施行される「教育ビジョン2022」についての講演が行われ、『みんなのしあわせを創る杉並の教育』を実現するためには、対話が不可欠であるということが語られました。

そして第2部では、まずは学校経営の根幹である学校運営協議会が「対話的に」行われるようにするためにはどうすればいいかということを話し合いました。

コミュニティスクールになって10年以上経過する学校もあれば、今年度から成った学校もあり、また集まった各学校の会長の世代もバラバラ。

プログラムをデザインする上で意識したのは、「話の焦点を絞ること」

最初に、教育委員会に作成をお願いした「学校運営協議会チェックリスト」を個々人で実施してもらい、教育委員会が考える「対話的な」会議に、どれだけ自分たちの学校が沿っているかをA〜Cで判定してもらいました。

その上で、同じグループメンバーでチェックリストを見せ合い、どうすれば自分達の学校のCの項目をAに引き上げられるのかについて、情報交換を行いました。

いきなり「チェックリストやって下さい」だと反発が起きかねないと判断し、実施前に、対話的な会議の要件は他にも様々なあるが、あくまでもこのチェックリストは話しやすくするためのもの・教育委員会の視点を共有するためのものであることを丁寧に説明しました。

その甲斐もあり、また、何より参加された会長さんみなさまの意欲の高さから、積極的な情報交換が行われていました。ALsとしても、そんなみなさまに少しでも役に立てるよう、ゴールを立てること・時間を守ることなど、会議進行での基本的な所作について、本会議の運営を通じて実体験していただけるよう心がけました。

終了後のアンケートでは非常に高い満足度をいただき、一安心。
それぞれの学校が、それぞれの色を発揮できるようにするためにも、対話の文化が更に広まっていきますように。

〈ゴール〉
学校運営協議会を“対話的に”運営するために「何か一つでも実践しよう!」と思えるものが見つかっている

〈プログラム〉
(1)開会・マインドセット「本日の主旨・ゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン自己紹介」
(3)個人ワーク「学校運営協議会チェックリストの実施」
(4)グループワーク「チェックリスト共有〜CをAにするために」
(5)グループワーク「グループチェンジ〜話し合いの内容を共有」
(6)グループワーク「ふりかえり」