「誰」を対象に事業を実施するか〜交流の時間の大切さ@土浦市つち浦々まちなか演劇めぐり実行委員会
まごころサポート隊に引き続き、ファシリテーターの協働により団体が更なる主体的な活動の一歩を踏み出せるよう支援する土浦市のワークショップ事業ですが、1/31(火)に2団体目となる土浦市つち浦々まちなか演劇めぐり実行委員会のお打ち合わせにお邪魔しました。
本実行委員会による新規事業『つち浦々まちなか演劇めぐり』を実施する上で、改めて本事業のターゲットを設定する必要があるということが事前のヒアリングで分かりました。
そこで、
①特に「誰に」来て欲しいのか具体的な言葉になっている
② 決まった「誰」にどんな方法で来てもらうかアイデアがたくさん出ている
…というゴールを目指したプログラムを設計し、当日の会議ファシリテーターを担当させていただきました。
僕自身がみなさんのことを理解したいということもあり、本会は自己紹介からスタート。
…と、これが大変重要な時間でした。
お一人ずつお話される度に、「そうだったんだ〜」なんて声がちらほら。
後で確認すると、これまで実行委員会では「やること」に注力し、「なぜやるのか」「どんな想いで集まっているのか」などを話す交流の機会がなかったそうです。
これが分かったので、以降の時間は丁寧に聴き合う時間にシフト。とにかく丁寧にゴール①につながる発想を共有する時間にしました。
まずは「誰に来て欲しいか・その理由」を一人ずつお話し。
それを聴いて思い付いたこと・聴いてみたいことを自由に発散。
最後に、改めて「誰に来て欲しいか・その理由」を全体で一人ずつ共有。
ファシリテーターは、出された意見をひたすらメモしながらプロジェクターに映写。
特に意見の方向性を縛ることはせず、時間管理だけを意識しながらとにかく語っていただきました。
とてもシンプルな流れですが、最初と最後の意見の変わりようにみなさんびっくり。
他の人が自分と同じ熱量をもってこの場にいることが分かると、やっぱり心って動かされるんですよね。
会の途中や終了後の感想では、
「誰かの発言の途中で誰かが被せるように自分の意見を話してしまうことがなく、丁寧な対話ができた」
「本企画は、これまでの演劇イベントではなく、まちあるきイベントの中の1コンテンツとしての演劇…という捉え方をする必要がある」
と対話の効果だけではなく、自分達で次の課題設定まで見つけることができました。
参加されたみなさまの感性と熱い想いに感動しっぱなしの時間でした。
参加者のみなさん、遅くまで本当にお疲れ様でした!
〈ゴール〉
①特に「誰に」来て欲しいのか具体的な言葉になっている
②決まった「誰」にどんな方法で来てもらうかアイデアがたくさん出ている
〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有「本日のゴール、プログラム、グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン・自己紹介」
(3)全体ワーク「誰に来て欲しいか〜一人ずつ発表」
(4)全体ワーク「出された意見を踏まえての意見交換」
(5)全体ワーク「再設定〜誰に来て欲しいか〜一人ずつ発表」
(6)ふりかえり