今、これからのボランティアを考える@西東京市
3/5(日)に、西東京市市民協働推進センターゆめこらぼさん主催の『まちづくり円卓会議』のファシリテーターを担当させていただきました。
毎回のテーマについて、特に精通されているメンバーを集め、次の一歩を見つけ出すための話し合いを行い、その様子を参観者の方々が見守りながら、思ったことを付箋に記入&掲示するという形でその場に参加する…というゆめこらぼ独自の本企画。
今回のテーマは、「今、これからのボランティアを考える」
コロナ禍にてボランティア活動が大きく停滞した一方で、その必要性を強く実感した今、with/afterコロナのボランティア活動をどう進めていけばいいのかを、民間・行政・市民のそれぞれの立場でボランティアに関わるみなさんで一緒に考えました。
会議メンバー5名はほぼ初対面。
限られた時間でより深い議論を行うために、まずは丁寧な自己紹介タイムを設けました。
1人4分間の持ち時間を目一杯使って、ご自身のことや活動、抱えている課題についてお話をいただきました。あえて、休日の過ごし方や最近ハマっていることも話していただくことで、人となりや共感を生み出すきっかけをつくりました。
その後、その自己紹介についてもっと聴きたいことや、お話を聴きながらふと思った「今、この場で話したいこと」をポロッと出していただくことから、いよいよ会議の前半戦がスタート。
今回の投稿では、話し合いの内容には触れずに、ファシリテーターの視点からプロセスについて投稿しますね。
前半戦終了時には、これまでの話し合いの内容ではなく、流れや雰囲気について振り返りを行い、「今、どんな気持ちか」「本当は言いたかった/聴きたかったけれどできなかったことはあったか」「もっとこうしたら会議がうまくいきそう」を順番に共有し、休憩タイムに移りました(みなさん前半戦は大満足で終えられたよう♡)
とっても素敵だなと思ったのが、休憩時間中、会議メンバーが積極的に参加者に話しかけたり、グラレコを確認したり、参観者が貼ってくださった付箋を見たりしながら、ご自身の後半戦への望み方を考えられていたところ。会場の一体感が醸成されているのを感じました。
僕も、前半戦に一度、お話が長いと感じられた会議メンバーに対して介入したことを謝りに伺ったのですが、かえって感謝していただけたので、一安心。(ファシリが介入する…ということは、参加者に対して非常に大きなインパクトを与えてしまうので、その後の発言量が減ってしまったりする可能性があります…とてもとても気を遣うんです。。)
後半戦は、参加者の付箋から気付きを得た会議メンバーからの問いかけからスタート。もう完全にファシリテーターの手を離れて会議が進み始めました。そのまま順調に話は広がっていったのですが、本日のゴールである「これからのボランティア」を進めていく上で重要なキーワードは「これだ!」と言える」…ということに関しては、あまり触れられずにきていることが、少し気になりました。
なので、よねさんと相談し、終了15分前の段階で介入させていただき、「今の時点で、どんなキーワードを思い付いているか」について、順番にお話いただきました。
そして、終了時の振り返りでは、お一人お一人から、それぞれの想いやこれまでの話し合いの内容を踏まえた素敵なキーワードをいただくことができました。
想いある会議メンバーのおかげで、「その場のゴールを達成するお手伝いをする」というファシリテーターとしての在り方を全うすることができました。
その会の流れをしっかりと押さえてくださったグラレコのお二人の力も借りて、みんなで素敵な時間を生み出すことができました。
何より、主催者のみなさまが想いを持ってこの会を主催し、会議メンバーを集めてくださったことが大きかったと感じています。
みなさま、本当にお疲れ様でした。
それぞれの現場でこの話し合いが活かされ、次の一歩につながっていくことを心から願っています。
〈ゴール〉
①「これからのボランティア」を進めていく上で重要なキーワードは「これだ!」と言える
②そのために自分が何ができるか・したいかを言える
〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有「本日の主旨・ゴール、プログラム、グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「4分間自己紹介」
(3)全体トーク①
(4)全体トーク①の振り返り
*休憩*
(5)全体トーク②
(6)振り返り