いよいよ協働スタート!だからこそ丁寧に擦り合わせる@武蔵野市役所職員研修

3/22(水)は、武蔵野市役所にて『協働に関する研修〜武蔵野市が考える協働とは〜』の講師兼ファシリテーターを担当させていただきました。


武蔵野市と言えば、元々、市民活動やNPOによるまちづくりは盛んな土地柄のイメージでしたが、行政との協働はこれから本格的に始めていくとのこと。

そこで、改めて職員のみなさまに、

・武蔵野市として協働をどう捉え、どう進めていこうとしているのか
・協働を進めていく上でベースとなる考え方や在り方について

…といった情報提供をベースに、グループトークや質疑応答を通じて理解や発想を広げ、深めていくというプログラムを組みました。

今回、クライアントである協働担当の職員さん達にとっても初めての研修だったため、この形に至るまでに何度もメールでのやりとりやお打ち合わせを繰り返しました。


特に盛り上がったキーワードは『実践的』という言葉でしたね(^^)

事前のヒアリングを参考に、こちらが作成した情報提供用の資料を踏まえ、クライアントから「もっと実践的な内容にして欲しい」という要望がありました。

ただこの資料、実は僕自身の協働をサポートしてきた経験も織り交ぜたと〜っても実践的な内容にしたつもりだったんですよね。
なので、ここでそれぞれがイメージしている『実践的』の意味を共有し合う時間をとりました。

その結果、分かったのは、

市役所…市民と職員による会議の場で結論を導き出すためのフレームワーク
ALs…市民と職員による会議や企画が実際に進み始める前の段階で、話し合っておいたり、決めておいたりすると後で余計な手間がかからなくなることや、そもそもの協働に臨む姿勢

…ということでした。

それを、今回のゴールや対象を踏まえた時に、まずはALsが提示した情報提供を行い、市役所が求めるものは次年度以降に実施しようという話になりました。

「どちらの意見・主張も間違っていない」

なんてことは、会議や打ち合わせよくあることですよね。

そういった時こそ、お互いの話を丁寧に紐解いてみること、そして、今回で言えばゴールや対象という「今回は何を優先すべきか」という双方が合意している基準に照らし合わせて決めていく…というプロセスが大事になります。

そして、そうやって積み重ねて出した結論だからこそ、お互いが納得感をもって本番に臨むことができ、成功を一緒に喜ぶことができます。

ということで、今回は無事に終了!
次年度以降は次のステップに進んでいくことになりそうです。

まちや役所が変わっていく貴重な機会に携われて、本当に光栄です。
僕らALsにとっても武蔵野市は、一市民としてとってもお世話になっているまち。
引き続きよろしくお願いします!

〈ゴール〉
協働事業を行う上で「大切にしたいこと・考え方」を同じ部署の職員に説明できる

〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有「本研修の主旨・ゴール、プログラム、グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン・自己紹介」
(3)情報提供1「武蔵野市が考える協働とは」
(4)グループワーク「ぺちゃくちゃタイム〜感想・気付き・訊きたいことを共有」
(5)情報提供2「協働を進めるためにできること」
(6)グループワーク「ぺちゃくちゃタイム〜感想・気付き・訊きたいことを共有」
(7)全体ワーク「感想共有・質疑応答タイム」
(8)ふりかえり