“対話による区政”を職員さん達と一緒にアップデートする@杉並区
10/30(水)は、杉並区企画課主催による職員向けのファシリテーション研修を担当させていただきました。
僕が杉並区内でワークショップ型の場づくりを始めたのが、12年前。
それがきっかけで2年目研修や交流自治体の懇談会の機会にお呼びいただけるようになり、
更にまちづくりに関する意見交換会や教育シンポジウム、学校運営協議会、区民と区長のコミュニケーションの場であるすぎなミーティング(現・聴っくオフ・ミーティング)と、
対話の場は少しずつ広がっていきました。
そして岸本区政が誕生されてから、政策決定につながる場における対話の場が一気に増え、遂には企画課が主導して研修が行われるようになるとは…そしてそれを弊社にご依頼いただけるとは…更に更に会場キャパに対して参加希望者が多く、部署内で調整をしていただいたとか…
なんだか、ものすごーーーーーーく、感慨深いです(;;)
半日みっちりお時間をいただくことができたので、弊社がこれまで培ってきたファシリテーションのスキルやマインドについて、これでもかっというぐらい盛り込ませていただきました。
●対話の土台のつくり方
ー事前準備編
・ゴール・プログラムを設定する
*グループサイズ
*グランドルール
*アイスブレイク
*空間デザイン
*装飾・備品
・その場に合った雰囲気づくりの方法を検討する
ー当日編
・参加者の緊張・不安をほぐす
*参加者が不安に感じるポイント
*何を、どの手段で伝えるか
・役割分担を明確にして進める
ー集客編
・ゴールに沿って参加者を集める・最悪の事態を想定する
*なぜ、ワークショップ型で開催するのか、本当に「今」ワークショップ型でやるべきなのか
*ワークショップ内で行うこと、ワークショップ外で行うこと
●交流〜発散〜収束のステップを意識する
ー交流
*“わたし”で始まり、“わたし”で終わる
ー発散
*ブレーンストーミングの4つのルール
*「さぁ自由に話しましょう!」からの脱却
*見える化の目的と方法
*グルーピングの正しい方法
ー収束
*決め方をみんなで、先に、決めておく
*決める上での論点を定める
*投票の持ち票を増やしてみる
*収束の形を見える化する〜他事例紹介
●ファシリテーションとは
ーもやもやに気付き、解消するために働きかける
*マインド
*スキル
ー言葉の意味・違い・使い方を再確認
*ファシリテーターと司会の違いは
ー参加しやすい場をつくる
…うん、本当に盛りだくさん笑
あとは、
合間に、参加者の場づくりに関する質問・疑問をSlidoで拾って共有したり、そこから情報提供に活かしたり。
対話の土台をつくる一つの方法として、自己開示を丁寧に行ってみたり。
交流〜発散〜収束についての情報提供の後に、実践的に会議体験を行ってみたり。
冒頭に自分達で挙げた質問・疑問を、ここまで学んだ知識で解消してみたり。
とことんファシリテーションに向き合った4時間でした(#^^#)
みなさんのメモの量、ワークに向き合う熱量、質問の深さ…さすがでした。
杉並区で育ててきてもらった場づくりの経験、少しは還元できていたらいいな♪
久々の再会もあったり、こちらとしてもとても楽しい時間を過ごさせていただきました!
参加者のみなさま、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!
終了後はよねさんと久々のかんぱーーーーーい☆★
〈ゴール〉
①ファシリテーションについて、身近な人に説明できる
②直近で参加するワークショップや会議・打ち合わせで、これをやってみよう!意識してみよう!が思い付いている
〈プログラム〉
0.開会、前提の共有
1.アイスブレイク「チェックイン・自己紹介」
2.個人・全体ワーク「課題感を見える化しよう」
3.情報提供①「対話の土台のつくり方」
4.個人・グループワーク「私のトリセツ」
〈休憩〉
5.情報提供②「交流〜発散〜収束のステップを意識する」
6.グループワーク「作戦会議ワーク」
7.個人・全体ワーク「課題感を解消しよう」
8.まとめ・振り返り