能動的な学習者を生み出すために@第23回授業力向上セミナー in 産業能率大学

8/23(日)は本当に久しぶりにリアルの場を、リアルの場らしくつくってきました。

第23回授業力向上セミナー@産業能率大学。

高校の先生方を対象に、その名の通り自分達の授業をよりよくするためのヒントを持ち帰っていただく研修です。こちらは昨年に引き続き、山ノ内、米元、そして顧問の皆川も含めたフルメンバーでプログラムデザインから当日進行を担当させていただきました。

今回のタイトルは「リフレクション型授業のつくり方」リフレクション型授業を、①生徒が自身の学びを整理して今後の学びに活かせる②生徒が能動的な学習者として成長することを促せる…そんな”仕組み”が組み込まれている授業と定義し、自身がまず目的・目標を明確にし、その上でリフレクションの効果を実体験していただきながら、自分の授業にどう組み込んでいくかをリアルにイメージできるようになることを目指しました。

少人数、そして直接対面ということを鑑み、オンラインの場づくりが台頭してきた今だからこそ「リアルだからこそできる場づくり」を意識し、フルに会場を使って行いました。

写真のように一人一台のホワイトボードを贅沢に用いて想像力を広げたり、他の人やグループの声が聴こえてくるような距離感を意識したり、その場にいるからこそ生まれてくる想いや考えを大切にできるよう、意識しました。

本日の学びが、今日の授業に何かしら活かされていたら、嬉しいなぁ。

もちろん、終了後の振り返りではもっとこう出来たんじゃないのかという話が出てくる出てくる。でも、それもリアルの場だからこそ、本当の意味で後悔できていい。オンラインだと、良くも悪くも「機械のせい」になってしまうことがあるから。100%、自分のせいとして受け止められるリアルが、やっぱり好きだなぁと、僕は感じました。

オンラインの場とオフラインの場、その場の目的に応じて、うまく活かしていけたらいいな。

【本日のプログラムデザイン】

◆本日のゴール:生徒ひとりひとりが学びを自分事にするための方法を授業で実現するイメージが湧いている!

◆プログラム 
(1)開会・マインドセット「本日の主旨・ゴール・プログラム・この場で大切にしたいことの共有」
(2)個人ワーク「SGシート記入」
(3)グループワーク「チェックイン自己紹介」
(4)情報提供①「目的・目標とは」
(5)ペアワーク「ピアコーチング〜目的を実現するためには」
(6)個人ワーク「SGシートの見直し」
(7)情報提供②「リフレクションとは」
*休憩
(8)情報提供③「リフレクション型授業の事例紹介」
(9)個人ワーク「リフレクション型授業を設計してみよう」
(10)全体ワーク「私の授業発表〜気付き・感想共有」
(11)ふりかえり