わぐわぐ寺子屋プロジェクト@山梨県北杜市
同イベントは『自分で考えて生きる力を身に付ける』をコンセプトに掲げ、杉並区内の小・中学生を2泊3日の宿泊体験に連れていくわぐわぐWorksのメインイベントです。りんたろうが同団体のメンバーとして参加し、プログラムのデザインや当日の進行を担当しています。
スケジュールや時間、道具など、情報は全て提供し、後は子ども達に考えさせます。
子ども達の行動や選択に対し、大人は「注意」をせずに「問い」を投げかけます。
「何時に寝ればいいですか?」なんて訊いてこようもんなら、「明日の朝ごはんはしおりに何時って書いてある?この時間に食べるためには、自分は何時に寝れば起きられる?」
なんて返ってくる。
常に大人も子どもも頭フル回転笑
同イベントも、初めての開催からもう8年目になりました。
杉並区次世代育成基金には本当にお世話になっています。
今年の夏の舞台は、北杜市にある長禅寺別院。
高円寺にある長禅寺の住職である大澤さんのご厚意により、お借りすることができました。
今年のテーマは「夏休み最高の思い出の1ページをつくろう」
広い敷地と豊かな自然、別荘のような本堂を拠点に、自分達が「やってみたい!」をとことん追求する時間をつくりました。
僕らが準備したコンテンツは、到着してすぐに実施した「リアルスプラトゥーン」と最終日の川遊びのみ。
*リアルスプラトゥーン…自分達の陣地内にある新聞紙をいかに濡らさずに守り切れるか、同時に相手陣地の新聞紙をいかに濡らせるか、水風船や水鉄砲を駆使して濡れまくりながら楽しむ創作ゲーム。
ここで「こんなことまでやってもいいんだ!!」を実感してもらい、子ども達の発想を広げるお手伝いをした後は、もう子ども達の自由。
ある子達は、境内で鳴いているセミを全種類コンプリートしたり、
またある子達は、近くの竹藪から落ちてた竹を拾ってきて流しソーメンをつくったり、
携帯ゲームの上手な子達で得点を競っていたり、
とにかくお絵描きに没頭していた子も、
外にブルーシートを敷いてその上にお布団を敷いて、寝ながら星空を観察していた子も、
念願だった魚を網だけで捕まえた子も、
それぞれがそれぞれの楽しみ方をしていました。
学校や家庭とは離れた場所にいる僕ら大人の役割は、日常で積み重ねてきた固定観念を覆すお手伝いをすること。
そしてその上で、彼らの心のうちから出てきた「やりたい!」を全力で応援すること。
たった2泊3日の短い間では、彼らの行動に良し悪しを決められません。決めてはいけない…の方が近い気がします。
何を選択したとしても、
「なにそれめっちゃいいじゃん!」
「おれもそれやりたい!」
「もっと面白いの思いついちゃったもんね!」
と、大人が本気で向き合う姿勢を通じて、彼らの心がほんのり温かくなったら、自分ちょっとイケてるじゃんって思ってもらえれば、それが成功だと思っています。
思い思いの参加の仕方を引き出せて、本当によかった(^-^)
参加者のみなさん、大人スタッフ、中学生リーダー、大澤さん、関係者のみなさま、本当にありがとうございました!
*写真は全て掲載許可確認済です