ピアサポーター養成講座@成城大学

『学生支援に関する先進的な取り組み』として、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)からも評価されている成城大学の『ピア・サポート』制度。
(成城大学HPより https://www.seijo.ac.jp/news/jtmo420000013hxs.html
ピアサポーターと呼ばれる専門技能を学んだ学生が授業に入ることで、ピアサポーター自身の成長はもちろん、授業の質の向上や学生達のより深い学びにつなげる取り組みです。

合同会社Active Learnersは一昨年より、この取り組みの一端に関わらせていただいています。
ピアサポーターになることを目指す学生達に、授業の場をよりよい場にするために、ファシリテーションのマインドやスキル、グループワークの運営方法を実践的に学ぶ場を提供し、更には実際に現場を体験したピアサポーター達の振り返りの時間も担当させていただいています。

過去2年間はオンラインでの実施でしたが、4/23(土)に実施した今年度の講座は対面で行うことが出来ました。
当日はピアサポーターになることを目指している方はもちろん、昨年度は実施されなかった対面授業への不安から参加される方もいらっしゃいました。

そんなみなさまに対して、

*ファシリテーションは、人が集まる場における“もやもや”を解消するために必要なおもいやり(気づき)とおもてなし(働きかけ)であること。

*人が集まる場は面白く、一人ひとりの可能性を最大限に引き出すこと・が納得感をもってその場に参加するためにファシリテーションは必要であること

…という基本的な考え方を提供し、更には特に意識しやすい・行動しやすいファシリテーション3選と題して、
「聴く/訊くことの大切さ」「仲良くなる時間を丁寧にとること」「アイデア出しの正しい方法/書くことの重要性」を、情報提供と実践を交えて紹介させていただきました。

また、会場の雰囲気や空気感を感じる…という感覚をもつことの大切さについても丁寧にお伝えしました。
自分達のグループが個人発表の後に拍手をすることで他のグループもし始めたなとか、
あっちのグループがあんなに盛り上がっているならもう少し大きな声を出してもいいかもしれないとか、
ちょっとこんな話が聞こえてきたからうちのグループでも話題に出してみようとか、
自分や他のグループの行動がどれだけその場に影響を与えているかを意識することって、まさに対面だからこそ感じられるものだと思うんです。

僕らとしても、情報提供の時間ですらもっと双方向的にできたななど、学びの多い時間でした。
オンラインで出会った昨年度の学生達とも直接会えて、色々経験談や悩みを相談してくれたり、とっても嬉しかったです!

ゴールデンウィークが明けたら、本格的な授業が始まる…みんな、頑張れ〜〜〜〜〜〜(#^^#)

〈ゴール〉
ピアサポーターとして、自分の現場で「これを意識したい!実施したい!」というアイデアが思い付いている!
〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有「本日の主旨・ゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン自己紹介」
(3)情報提供「ファシリテーションとは・参加しやすい場をつくるためにできること3選 」
(4)グループワーク「①傾聴・質問実践!」
(5)グループワーク「②交流の時間実践!」
(6)グループワーク「③アイデア発散 × 書く実践!」
(7)ふりかえり