18歳成人としての当事者意識をUP!@ 栃木県立小山高等学校主権者教育特別授業
自分の生の声を、気軽に表明してもいい。
6/23(木)、ご縁をいただき栃木県立小山高等学校3年生の皆さん向けに主権者教育の特別授業を担当させていただきました!
2015年の選挙権の18歳への引き下げ、そして今年4/1からの成年年齢の18歳への引き下げを受け、高校3年生の皆さんが、当事者意識を高めたり自ら考え判断し行動する力を養ったりできる授業を、とのオーダー。
担任の先生方が各クラスで行う事前学習と、Active Learnersが複数クラス合同で進行する本時の2段構成で企画させていただきました(^-^)b
事前学習では、主に18歳成人でできること・できないこと、他の年齢になってからできることなど、基本情報を理解するためのワークシートを用意して取り組んでいただきました。
本時については、様々なアプローチがある中、参院選が近いというタイミングもあり、選挙をテーマにしたワークをチョイス!全く専門外のお題ですが(笑)、だからこそ主権者教育系の資料にたくさんあたってこちらが勉強になりました( ᐙ )/
「選挙ゲーム」という形で、生徒の皆さんはグループ毎にある国の大統領候補者チームになってもらい、国民の声の資料を参考にしながら当選するためのマニフェストを考えます。
グループで考えたことはMentimeterを使って全体で共有し、色々な意見が見えやすくなるようにしました。
はじめは「こうしたら国が良くなるのではないか」という提案をつくっていたのが、ワークを通して、自分たちが当選するためにはどうしても特に投票率の高い・総投票数の多い有権者の声を意識しなければいけないことを実感。
投票するために、様々なことを理解して国や社会のあり方を大きく考えなければいけないのではなく、あくまで一人の「わたし」の声や身近な「こうなったら良いのに」を気軽に表現して構わない。
結果として、声を上げる・意思表示する層が厚くなればなるほど、それに応える政策が打ち出されやすくなる。
18歳を迎える皆さんが、社会とのつながりを一段と身近なものにするお手伝いができていたら良いなーと思いながら進行させていただきました!
Active Learnersとしても、新たな経験を積み重ねながらワークショップデザインとファシリテーションの視点を拡げていきたいと実感する良い機会でした、感謝~!
<ゴール>
①18歳成人に関する基本的な情報(できること・できないこと)について、人に説明できる
②自分(高校3年生)が成人の当事者になるという自覚が高まっている
<プログラム>
①ゴール・プログラム・グランドルールの共有
②アイスブレイク「チェックイン・自己紹介」
③情報提供「事前学習の復習」
④グループワーク~情報提供~全体ワーク「選挙ゲーム」
⑤情報提供「解説・まとめ」
⑥個人ワーク「振り返りシート記入」