深まる・広がる・ワクワクする“問い”のつくり方を学ぶ@産業能率大学

今年も、米元さん、皆川さんと一緒に担当させていただきました!
7/2(土)に実施した第25回産業能率大学授業力向上セミナー!

今年のタイトルは、「深まる・広がる・ワクワクする“問い”のつくり方を学ぶ」
…ということで、生徒に投げかける上での効果的な問いのつくり方や、問いが生きる授業の場づくり、授業計画の立て方を、情報提供や個人・グループワークを通じて体系的に学ぶ時間をつくりました。

「問いとは、なにか」

これを10:00〜17:00の時間中、ずーっと考えていただいたように思います。

まずは僕が、ファシリテーターとしての立場から、問いを立てる/授業で扱う上では、それを投げかけられる側の心情を想像したり、それを投げかけることで何を実現したいのかを想定する、ファシリテーション・マインドが欠かせないということを情報提供。その後、ワールドカフェを通じてちょっとディープな自己紹介。「今、授業でこんな風に問いをつかっています」「問いづくりにおける困りごと・難しいと感じていることは?」など、自身の具体的な経験を想起したり、他の人の話を丁寧に聴く時間をつくることで、「問い」のイメージがなんとなく浮かび上がっている状態を目指しました。

自他の話を通じて、なんとなく「問い」の輪郭が見えてきたところで皆川さんにバトンタッチ。イメージカードを用いて、問いや問いに期待していることなど、無意識化のイメージを言語化することを促しました。その上で、実際に問いを授業に活かす方法を模索している立場から、自身が考える問いのイメージを共有したり、問いを活かした具体的な授業例を複数提示。更には、まずは先生自身が問いを立てられるようになるために、「私」を問うワークを実施。問いを通じて深く深くに潜っていくことのワクワク感や意味を感じてもらいました。

最後はよねさん。問いに関するこれまでの情報提供やファシリテーション・マインドを活かし、自分自身の授業案を作成。生徒達に何を学んでもらいたいのか、そのために何を問うのか、思考を更に広げるためにどのような展開をしていくのかをホワイトボードに記入。その後、グループ内で一人ずつ発表していただきました。これまでの流れで参加者同士の関係性を丁寧につくってきたり、「問う」こと自体に抵抗感を減らしてきた結果か、みんながお互いの授業案に対して「もっとよくするためには」を問いながらブラッシュアップにつながるアイデアを出し合われていました。

全員が授業案を発表し、丁寧なフィードバックをもらったところで無事にゴール達成。
参加者同士のやりとりを通じて、多くのお土産を得られたようです。

僕としても、事前準備の段階からワークを進めている最中まで、3人であーでもないこーでもないと参加者がよりよい形でゴールを実現するための方法を模索しながら場のデザイン・運営ができたのが、とっても勉強になったし、面白いと感じました(#^^#)ホワイトボードだらけの教室、圧巻だったなぁ笑

全国から集まってくださったみなさんに、本当に感謝。
それぞれの現場で、ぜひ何かしらの一歩を踏み出していらっしゃることを信じています!

参加者のみなさま、お疲れ様でした〜〜〜〜!!!

〈ゴール〉
一人一人が、今日の「問い」についての学びを具体的にご自身の授業に活かしていくイメージが湧いている
〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有「本日のゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)情報提供「問いの活用にはファシリテーションが不可欠」
(3)アイスブレイク「自己紹介〜ワールドカフェver.」
(4)グループワーク「イメージカード・トーク」
(5)情報提供「問いとは・問いを用いた授業実践例の紹介」
(6)個人・グループワーク「私は、◯◯◯」
(7)個人ワーク「授業案づくり」
(8)グループワーク「授業案の発表〜フィードバック」
(9)ふりかえり