もやもやが生まれにくい場は誰でもつくれる!@NPO法人みかんぐみ

7/7(木)に、杉並区で活動されているNPO法人みかんぐみのメンバーを対象に、ファシリテーション研修を実施しました。

みかんぐみは、重い障害を持っていたり、医療的ケアが必要だったりする子どもたちひとりひとりが、「自らの意思」に基づいて地域の中でイキイキと暮らしていけるような場所や関係性を作っていくために活動されています。

主な活動として、さまざまな実体験を通して子どもたちの自己表現能力を高めることや、会員同士、ボランティアの方々との交流を目的とした親子イベントを行っています。(HP本文引用)
(NPO法人みかんぐみホームページ https://mikangumi.com)

この度、みかんぐみさんが杉並区と協働提案事業として進めてきた「ピア交流事業」が、今年度から委託事業となり(すごい!!おめでとうございます!!)、更なるパワーUPを図るためにメンバー全員でファシリテーションを学ぼうということで、お声かけいただきました。

みかんぐみさんとはNPO法人化される前からのお付き合いで、対話の場づくりのお手伝いをさせていただいたこともあったので、更なる飛躍となるこのタイミングでまたお声がけいただけたことをとっても嬉しく思いました(#^^#)

今回、ALsとしても新たなチャレンジ…初めてとなる「ファシリテーションに関するレクチャー動画」を作成しました!
事前に動画をご覧いただき、ファシリテーションについてのイメージが共有されている前提で、対面ではワーク中心のプログラムを組みました。

この形は、1.対面だからこそできることに時間を有効に使えた 2.動画を見た上でもらった質問の内容でファシリテーションに対しての理解度が分かり、当日の情報提供内容に活かせた…という2つの点で非常に有効だったので、確実に動画をご覧いただけるモチベーションが確約されている研修においては積極的に使っていければと思いました(^^)

対面研修の場では、『人が集まる場においてはもやもやが生じる。このもやもやに気づき、解消するために働きかけることがファシリテーションである』ことを前提に、これまでみかんぐみが実施していた「交流会イベント」においては、どのようなモヤモヤが生じていた/生じる可能性がありそうか、そしてそれをどうすれば解消できるかを付箋を用いて考えていただきました。

途中にこちらからも情報提供をさせていただきましたが、そんな必要もないくらい、みなさま実体験を踏まえながらしっかりとファシリテーションのマインドとスキルを掴み、「これ取り入れたい!」等々、たくさんのアイデアが出されていました!

今回の研修のメッセージとして、『優秀なファシリテーターがいい場をつくる…のではなく、ファシリテーションの観点を活かしてプログラムデザイン等の事前準備をすれば誰もがいい場をつくれる』…と設定していましたが、事後アンケートの結果を見る限り、しっかりと受け取ってもらえたようです(^^)

みかんぐみのみなさん、ありがとうございました!
これからもよろしくお願いします(#^^#)

〈ゴール〉
①交流会をよりよくするためのアイデアが出し切られた!
②ファシリテーターとして交流会に臨むイメージが湧いてきた!
〈プログラム〉
*事前に動画「ファシリテーションに関するレクチャー動画」を参照
(1)開会・前提の共有
(2)アイスブレイク「チェックイン」
(3)グループワーク「ぺちゃくちゃタイム」
(4)情報提供「参加者にも、ファシリテーターにも、もやもやが生じづらい場をつくる方法」
(5)個人ワーク「交流会をもっとよくするためのアイデア出し」
(6)グループワーク「アイデアの共有→更に発散」
(7)情報提供「本日の場でファシリテーターが意識していたこと」
(8)全体ワーク「ふりかえり」