生徒主体の学校をつくる@杉並区立中瀬中学校

新年初となるALsの場づくりは、1/10(火)に行われた中瀬中学校の教員・CS委員合同研修でした。


参加者同士による簡単な自己紹介と、CS(コミュニティ・スクール)についての共通理解を図るための情報提供が行われた後にいよいよ本題。
保護者から生徒の身だしなみに関して対立する2つの意見が出されたのですが、それについて教員・CSとして、学校として、どう取り組んでいくかについて、意見交換を行いました。


本件について、ファシリテーターとして行なった働きかけは大きく2つです。

■プログラムデザインについて
 ・本テーマについて話し合う上で大切にして欲しいポイントを、先に校長先生から話して欲しいとご依頼
  →方向性が定まった議論になり、より意見が深められる・本題からそれた意見が出にくくなる

■進行について
 ・4名の小グループ制で実施。CS委員が必ず一名は入り、書記役を担当する
  →学校運営協議会にて各グループで出された意見が共有されることで、話したことが実際の学校経営に生きる

結果として、香西校長より下記の通りお話をされた上で、議論に進むことになりました。


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本件は、生徒たちが、「理想の生徒像」「中瀬生徒憲章」に照らし合わせて、どのような中瀬中をつくり、どのような中瀬生になろうとするのかにかかってくること。生徒たちの主体性を育む・尊重することが重要。
そんな生徒たちの想いや考え、行動をサポートするために、教員・CS委員自身が多様な価値観を持ち、「学校として」どうすればいいかを考える必要がある
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この話があったことで、自身の経験やこだわりによる意見の出し合いではなく、生徒主体の学校づくりを進める上での大人の在り方の議論を進めることができました。

また、CS委員のみなさまも積極的にメモをとってくださり、後日行われる学校運営協議会に向けた情報を揃えることができました。

ALsは、文中にもお出しした「理想の生徒像」「中瀬生徒憲章」を検討する際にも関わらせていただきましたが、どんどんと生徒主体の学校づくりへと進んでいることを感じます。これからも中瀬中学校から目が離せませんね(^-^)

参加されたみなさま、お疲れ様でした!

〈ゴール〉
自分一人では思い付かないであろうアイデアに触れられた、思い付くことができた
〈プログラム〉
(1)香西校長より情報提供〜問題提起
(2)前提の共有
(3)チェックイン自己紹介
(4)個人ワーク「個人の意見を考えよう」
(5)グループワーク「意見を一人ずつ共有しよう・感想や気づきを伝え合おう」
(6)情報提供「香西校長より課題解決のポイントの確認」
(7)グループワーク「ポイントを踏まえ、学校としてどう対応していきますか」
(8)まとめ