誰に、何を伝えたいかを考える@高井戸地域区民センター協議会

2/4(土)に、高井戸地域区民センター協議会主催による『防災フォーラム〜東日本大震災の体験から学ぶ』というイベントのファシリテーターを担当させていただきました。


これまでも協議会主催による講演会スタイルのイベントは実施されていましたが、「参加者同士が対話をしながら、どう活かすかまでを考えてもらいたい」という想いからグループトークを組み込むことになり、弊社にご連絡いただきました。

当日は、協議会のスタッフも合わせて70名程度の方々が集まりました。

第1部は、講演会。
高橋美加子さん(まなびあい南相馬 代表)のお話は、上映された動画と相まって、大震災当時の様子や心境が鮮明に思い出されました。
そして、「あの場」にいたからこその実感のこもった言葉選びによる普段の在り方・備えの大切さへの訴えに、心打たれました。

第2部は、グループワーク。
講演会を受けて、「今後、防災に向けて、どんな考え方や行動を大切にしますか?明日からできることはなんですか?」について、4〜5人のグループで話し合いました。
参加者のみなさまの温かい拍手で会は終了しました。

このイベント、とってもよかったのですが、非常にもったいない点が一つありまして…
それは、事前申込制ではなく、当日自由参加制であったこと。

訪れたみなさまは、主催者の意図した「対話をして、考える場にしたい」ということが伝わっておらず、「いつも行っている講演会」として参加された方がほとんどだったようです。
なので、多くのみなさまは第1部終了時に帰られてしまったんですよね・・・。

みなさんがいなくなられてしまった会場でグループを改めて作り直すのにも時間をくってしまい、対話のお時間も短くなってしまいました。。

ふらっときて、ふらっと帰る…自由参加制のいいところではあるのですが、ワークショップ型の場においては、参加者の意思や意欲が大切になりますので、申込制の方がベターなんですよね。

グループワークが行いやすいように椅子の配置等にも気を配っていらしたので、もっと何か上手くいく方法があっただろうなぁという思いでいっぱいです(^^;

「対話をしたい」という主催者の想いは、当日のプログラムだけではなく、どう届けるかまで、丁寧に考えていく必要があるなぁと改めて学ばせていただきました。

主催者のみなさま、本当にお疲れ様でした!

〈ゴール〉
参加者一人ひとりの中に、これを大事にしたい!これをしよう!が思い付いている

〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有
(2)第1部 講演会「東日本大震災での体験談」高橋 美加子 氏(まなびあい南相馬 代表)
(3)第2部 グループトーク「みんなで語ろう〜身近な防災を考える場」
(4)ふりかえり