区制100周年をキッカケに@ほどガヤ会議
3/3(日)に横浜市保土ヶ谷区で開催された「ほどガヤ会議」のファシリテーターを担当させていただきました。
保土ヶ谷は、僕の妻の実家があり、僕の母校である桜丘高校があるまち。素敵なご縁に感謝感謝です(^^)
・この会議を交流の場として、区内で個々に活動している団体や個人がお互いを知り、連携できる関係性を作る。
・2027年に迎える区制100周年に向けて区民主導の企画を立ち上げることを目指し、まずは企画のもとになりそうなアイデアを引き出したい。また、実現に向けて動いてくれるメンバー(フットワークの軽い、能動的に動いてくれる人)を発掘する。
…ということで、参加者それぞれが関心事について前のめりにアイデア発散する場をつくるため、マグネットテーブルという手法を選択・提案しました。
参加者が自分自身の関心事をA4用紙に記入し、それを掲げながら似たもの同士・惹かれたもの同士でチームをつくり、作戦会議を行う…というものなのですが、クライアントさんはどうにも乗り気ではないご様子。
訊くところによると、過去に同じような手法を実施されたことがあったのですが、なかなかチームが出来なかったり、テーマはそっちのけで仲が良い人達同士でかたまってしまったり、想定していた成果が得られなかったとのこと。
このようなクライアントさんの不安感はごもっとも。
場は、本当に繊細。
どんな声かけをして参加者に周知したか、
どんな想いをもった方々が集まっているか、
事前にどのようなプロセスを踏んで進めてきたか、
…などなど、そういった細かな要素次第では、パッケージ化された・成功しやすいとされている手法でも上手くいかないことは当たり前のようにあります。過去の現場を見たわけではありませんが、きっと、何かしら理由があったのでしょう。
今回も同じような結果にならないようにと、クライアントさんと何度も打ち合わせや電話でのやりとりを重ねながら、周知の文言の確認や、よりチームがつくりやすい段取りの検討を行い、不安を解消していきました。
また、当日の進行をサポートしてくださるテーブルファシリテーターの方も、別途研修を受けてこの場に臨まれました。
そんな万全の体制もあり、また何より想いある参加者のみなさんのおかげで当日は大成功!
驚くほどのスピード感でチームが完成し、それぞれのグループ毎にたっくさんのアイデアを出してくださりました(#^^#)
最後のグループ発表の時間でも、歓声や笑いが起き、先に繋がっていく感覚を会場全体で共有できたのではないでしょうか♪
個人的な振り返りとしては、一緒に場をつくっていたよねさんに指摘された「主体性」という言葉の使い方について。
「みなさんの主体性が大切です!」なんてその時は何気なく使っていたのですが、主体性って「主体性もってくださーい!」って言われてもてるものではなく、それこそ自然と湧き上がっていくものですよね。そして、そのお手伝いをこそっとこなすのがファシリテーターじゃないか。
うーん反省。
もしまた同じ場面に遭遇した時に、「みなさんが参加しやすい場にするために、サポートさせていただきます!」と、脊髄反射で出てくる自分でありたい。
ほんと、こういう細かな瞬間瞬間に、一人で場をつくることの限界と、それと同時に二人で場をつくることの可能性を感じます。
自分の一挙一動が場を動かしてしまうからこそ、引き続き丁寧に丁寧に向き合っていきたいと思います(><)
…ということで、参加者のみなさま、クライアントさん、本当にお疲れ様でした!
〈ゴール〉
この活動やってみたい!というテーマや一緒に活動したい!と思える仲間が見つかっている
〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有「本事業の主旨・ゴール、プログラム、グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン・自己紹介」
(3)情報提供「区制100周年をふまえて〜ほどガヤ会議が目指すもの」
(4)個人・グループ・全体ワーク「マグネットテーブル」
(5)全体・個人ワーク「振り返り」