子ども条例を学び、意見を届けよう@杉並区立中瀬中学校異学年交流授業

3/6(水)に、中瀬中学校の特色の一つである異学年交流授業のファシリテーターを担当させていただきました。

テーマは、「子ども条例を学び、意見を届けよう」

実はこの授業の実施が決定したのは2月の中頃。

そこから急ピッチで進めて見事に実現させた中瀬中、杉並区のパワーには脱帽です。

本校CS委員の伊藤益子さんが杉並区子ども政策担当課の方々と協力し、とっても分かりやすい資料を作成してくださりました。

そして、子どもの権利、こども基本法、更には現在制定に向けて様々な取り組みが行われている「子どもの権利に関する条例」について、丁寧かつハートフルにお話してくださりました。

そんな情報提供を踏まえ、生徒達にはこども基本法の6つの大切な考え方をベースに、自分達の権利がどれだけ認められているか・認められていないか、その理由について、まずは個人で考えていただき、その後1〜3年生が混在するグループで自分達の想いや考えを共有していただきました。

たくさんのインプットのあとは、再び個人の思考タイムへ。

「自分たちが認められていると感じていること・認めてもらいたいこと」について、これまでの自分の意見・他者の意見を踏まえて、これは条例をつくる上で大切にしてもらいたいというものを、タブレットを通してフォームに入力していただきました。

ここで出された意見はしっかりと目を通され、こども条例策定に活かされるそうです。

益子さんの「生まれてきてくれて、育ってきてくれて、ありがとう」という言葉。

校長先生の「今回の権利の話を聴いていて、何か辛くなってしまった人がいたら遠慮なく僕のところに話に来てください。大切にします」という言葉。

中瀬中のみんなに、「自分はここにいていいんだ、生きていていいんだ」という安心感、ほっこりとした温かい気持ちが伝播していたら、いいな(#^^#)

運営サイドのみなさま、生徒のみなさま、本当にお疲れ様でした!

〈ゴール〉
自分たちが認められていると感じていること・認めてもらいたいことが一人一人から出されている

〈プログラム〉
1.アイスブレイク「チェックイン・自己紹介」
2.情報提供「こどもがもっている権利について」
3.グループ・全体ワーク「ぺちゃくちゃタイム・質問タイム」
4.個人ワーク「自分の身の回りの権利について考えてみよう」
5.グループワーク「グループで共有しよう」
6.情報提供・まとめ・ふりかえり