学校を核としたまちづくり、始まります@西東京市
7/11(金)は西東京市にて、「田無第三中学校周辺エリア構想検討懇談会」のファシリテーターを担当させていただきました。

西東京市では、築65年までを目安に中学校の建替えを進めており、その機会に学校を行政サービス機能や地域交流の拠点として複合化・多機能化する方針です。
また、学校周辺の土地利用も見直し、安全・安心な空間の創出や防災機能の強化、地域活動の場の確保などを総合的に進めることで、学校教育だけでなく、居場所や活動・交流の場の総合拠点となる「キーステーション」としての役割を果せるようにすることを目指しています。
そのためには、都市計画というハード面と併せて、実際にその地域で暮らす・その施設を利用する・その道を行き交う人々の生活や交流・つながりといったソフト面を考慮しながら進めていく必要があります。

そのために市は、通学区域の住民や地域活動団体の会員、学校運営協議会委員などをメンバーとしたエリア構想検討懇談会を立ち上げ、エリアの将来像を共有した上での現況や課題、実現に向けた都市計画手法についての検討などを議題とした話し合いを進めていこうと考えています。
6月に行われた第1回では、市から委員さんに向けて基礎情報の提供が行われました。
そして、本日第2回は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるまちをつくるため、多種多様な活動をしていらっしゃる委員さん達それぞれの視点から感じる現状や課題の共有を行いました。

今回意識したのは、「一人ひとりの意見が場に表出されること」「市民、職員、コンサル会社社員の三者における一体感を生み出すこと」
そのため、三者それぞれで構成された小グループで自己紹介から始めたり、理想を踏まえた現状や課題の共有を話し手と聴き手を順番に回しながら意見交換を行うグループインタビュー形式で行うなどの工夫を行いました。
自分が話せる時間がちゃんとあるという安心感が、他者の意見を受け入れる体勢をつくります。結果として、真っ白だった模造紙には付箋がたくさん。他の人の話を聞きながら新たな視点を得て付箋を増やす参加者が多かったのが印象的でした。

今回の懇談会で出された意見をベースに、エリア構想に向けてより具体的な議論がなされていきます。
参加者のみなさま、引き続きよろしくお願い致します!(#^^#)
〈ゴール〉
「学校を核としたまちづくり」という理想を踏まえ、委員それぞれの立場から見えている現状と課題が共有されている
〈プログラム〉
0.開会・前提の共有
1.アイスブレイク「チェックイン」
2.情報提供「学校を核としたまちづくり〜骨子・理想像の共有」
3.グループワーク「感想共有・疑問解消タイム」
〈休憩〉
4.グループワーク「グループインタビュー〜アイデア発散」
5.全体ワーク「アイデアの共有」
6.振り返り