地域と私たちがつながるために@荒川区

10/27(火)は、荒川コミュニティカレッジの一講座である「10期あらかわまちづくりコース」の一コマを担当させていただきました。

その名も、『話し合い学習「地域でつながるコミュニケーション」』主催者からいただいたオーダーが、・第1回、2回が地域について学ぶオンデマンド講座だったので、改めて定着させたい・初めて顔合わせる場なので交流を深めて欲しい・タイトルの通り、今後の地域活動に役立つスキルを教えて欲しい…ということだったので、「書く」というスキルを用いながら、過去回の振り返りをするというプログラムを提案しました。

「書く」ということは、その場の想いや言葉を「残す」こと。
その場に残すことで、
・みんなが”同じもの”を見て話せるようになる(思い込み・言った言わないを防ぐ)
・発言者が自分の発言が場に承認されたという安心感を得ることができる
・アイディアを整理する際にも、線を引いてみたり、書き加えてみたり、消してみたりと自由自在
・目的や用途に合わせて何に書くかを使い分けられる(模造紙・ホワイトボード・A4用紙・付箋)
…というような利点があります。

今回は、自分たちでまさにそれを体験しながらワークを進めていきました。


・進行方法:KP(紙芝居プレゼンテーション)法→事前に何を話すか・話さないかを整理できる。伝えたいことを場に残せる
・自己紹介:A4用紙を使用→何を喋るかを事前に整理しておくことで、お話が苦手な人でも読み上げることでこなすことができる
・第1回、2回の感想をペアで共有:事前に提出された感想シートを使用→自分の学びを確認するだけでなく、特にどこを伝えたいか・付け加えたいことはないかをシートに記入し、それをカンペとして使える
・荒川でやりたいこと・やるべきことのアイディア発散:付箋 or A4用紙とホワイトボードを使用→みなさんが何を考えているのかを常に見える化することで、アイディアからアイディアを発想する「思考の掛け算」を生み出せる
…などを、実践を通じて学んでいただきました。

あっ、そうそう。「書く」の文脈ではないのですが、拝見していて「これは」と感じたことがありまして。

最後のアイディア発散のワークのやり方について、2グループで実施したのですが、それぞれ全く違うやり方でやっていたんです。どっちがいい…という話ではなく、両グループ共にそれぞれゴール実現に向かっていました。

その時、一方のグループメンバー数人が、相手の、盛り上がりを見せている様子をチラチラ見ていたんです。でも、結局、見ただけで終わりました。

このことについて、ちょっとだけ触れました。

「会場全体から感じる・学ぶ」ということは、オンラインではできない直接対面ならではのこと。
もし、相手グループの進め方を見て、その上で、「伝えない」ということを選択してそのままにしていたんだったらOK。
でも、実は伝えたいことがあったときには、ぜひ遠慮なくグループ内で共有してみて下さい。
せっかく直接会える場にいるんだから。
今だからこそ、より強く感じられることでした。

参加者のみなさんお疲れ様でした♪
今回の学びが、次回以降につながっていきますように。

〈ゴール〉
荒川のまちで、自分がやりたいこと・誰かと一緒に取り組むべきことが、見える化されている!

〈プログラム〉
(1)開会・マインドセット「本研修の主旨・本日ゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「4コマ自己紹介」
(3)情報提供「”書く”とは」
(4)ペアワーク「ペアインタビュー〜第1回〜2回の感想共有」
(5)グループワーク「荒川で、わたしたちがやりたいこと・誰かと一緒に取り組むべきこと〜アイディア発散」
(6)ふりかえり