つながるコミュニケーションを考える・実践する@荒川コミュニティカレッジ

荒川区で地域活動を始められる方々が集い、共に学ぶ『荒川コミュニティカレッジ』
ありがたいことに、今年もカレッジ内のコースの一つである『あらかわ地域交流コース』にて、5/14(土)にオンライン講座を担当させていただきました。


タイトルは、第2回「つながるコミュニケーション」

今後、荒川区とつながりのある自治体の事例を学んだり、すでに活動している方々のお話を伺ったり、志を共にする仲間達と語らう中で、どうすれば「つながり」を生み出せるのか。それらを一緒に学ぶのが主旨。

ALsからは3つの方法を情報提供させていただき、それらを実感するためのワークを合わせて行いました。

まず、特にオンラインの場面で〈自分が進んで意識すること〉として、Zoomの様々な機能「リアクション」「チャット」「名前の変更を使った状態の明記」を通じて、自分の想いや考えを伝えたり、相手に表明する方法を解説を交えて行いました。
オンラインの場においては、操作ができないことがそのままコミュニケーションの不足につながってしまいます。Zoom初心者が多いということだったので、一つ一つ丁寧に確認しながら進めていきました。

次に、〈1対1でのコミュニケーションで意識すること〉として、対面・オンラインに関わらず、「聴く・訊く時は、ちゃんと聴く・訊く」大切さをお伝えしました。人の話を聴く…と言いながらも、内容に対して自分の中で判断・評価していたり、「こうやって返そう」を考えてしまい、相手が伝えたいことをしっかりと受け止められていないことは、よくあるお話。
「聴くに徹することで自分の中に相手の話がすんなりと入り込んでいく感覚」を体感していただくために、ペアワークを通じて、話し手・聴き手に分かれ、聴く時は聴く時間を実践しました。

最後に、〈グループで話を進めていく上で大切なこと〉として、「相手の意見からアイデアを広げる掛け算の場のつくり方」についてお伝えしました。「みんなが自由に意見を表明し合う」のが理想的な場としてイメージされがちですが、それは仲の良い方々が集まって行われる場など限定的な条件でのみ成立する話。
ではどうするか。まずは全員が一人ずつお話しし、意見や考え方を表明する。そして、そこで出たアイデアから発想することを前提に、思い付いた人が発言する。
これだけで、あなた・私の意見があったから新しい意見・考えが生まれた…という実感を感じられ、みんなが納得感・満足感のある場をつくることができます。
そんな、掛け算のアイデア発散を体験していただくため、最後はグループごとに「荒川区の日を制定するとしたら、何をする(しない)日にする?」という問いについてアイデア出しを行っていただきました。

終了後のアンケートでは、
「聞くときは聞くと徹底してみるとしっかり聴けるものだと感じた。聞く時間と話す時間をしっかり分けるのもオンラインで使えるなと感じた」
「最後のパートで、アイデアの発散は掛け算に、はグループの皆さんの豊かな発想力に感動しましたし、時間があっという間に感じました」
などなど嬉しい声がたくさん。


みなさんの今後の学びにつながりますように♡

〈ゴール〉
自分がこれから活動を行っていく際のコミュニケーションについて、意識したいことが宣言できる!

〈プログラム〉
(1)開会・前提の共有「本日のゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)アイスブレイク「チェックイン自己紹介」
(3)情報提供1「他地域と交流することの意義」「オンラインと対面の違い」
(4)情報提供2&実践「様々な伝え方を駆使する」
(5)情報提供3&実践「聴き手と話し手を分ける」
(6)情報提供4&実践「順番に発言を行い、掛け算の場を目指す」
(7)ふりかえり