“自転車のまち土浦”度、あなたにとっては何点ですか?@土浦市協働研修

2/24(木)〜25(金)は、ファシリテーター派遣事業でも関わりのある土浦市にて、初めて協働研修を担当させていただきました。弊社の府中市での事例を見てご連絡下さったようで…本当にありがたいことです(><;)

「概念を学ぶ場ではなく、対話等を通じて体感的に協働を学べる機会にしたい」という担当課のみなさまの熱い想いをヒアリングしながら、丁寧にプログラムデザインさせていただきました。

まずは、多くの市民に対して関係のある「自転車のまち土浦」に関わる協働事例を企業の方々から発表いただき、それを踏まえ、参加者一人ひとりに「今の“自転車のまち土浦”度は何点?」を考えていただきました。

そして、グループワークを通じてそれぞれの視点や考え方が違うこと知り、それを聴いた上で自分の点数が変わる/変わらないを検討していただきました。

ここで大切なのは、点数が“どう”変わったか・変わらなかったかではありません。

違う立場の方と同じ意見だということで自分の意見に自信をもてたり、同じ立場の方なのに全く違う視点を持っていてそこから学んだり。
“誰と”話したか、そして、“なぜ”変わった・変わらなかったのか…その理由がとっても大切なんですよね。

いただいた感想を見る限り、
・個人間では点数に大きく差があったが、言っている内容はほとんど同じで、その個人がどこに焦点をあてているのかで大きく点数が違っていた
・自転車の町の理想像が変わった
・自転車の町と聞いて観光面ばかりを考えていましたが、市民が生活上使う自転車の町としてはまだまだ整備が進んでいないことに気が付かされました
・説得力があるみんなの意見を聞いて、確かに私とは違うな!と納得する意見が多々あった

…など、ほとんどの方がしっかりと違いから学びや考えを深めることができたことを明記して下さっていました。

また、
・同じテーマでも見方が違えば色々な考えかたがある。少人数のグループでも意見を一つにまとめることは難しい。大きな事業になればなるほど、それもさらに難しいと感じた。ただ、実現できたときの喜び達成感は想像できないほどだろうと思う。

…なんて、今回の実体験を通じて、協働の難しさと必要性、そして楽しさを肌感覚で理解された方もいらっしゃったようです。

本当は対面で実施する予定だったところ、まん防発令のあおりを受けて、オンラインでの実施に急遽変更。
初めてのオンライン事業ということで、回線の不具合やZoom練度のバラツキなど、様々ありましたが無事に終了!

参加者のみなさま、新しいことにたくさんチャレンジして下さった担当課のみなさま、お疲れ様でした!

〈ゴール〉
「違い」を通じて自分の想いや考えが変わったり、確信を持てたりするという実感を得ている
〈プログラム〉
(1)開会・マインドセット「本研修の主旨や協働の定義の確認・ゴール・プログラム・グランドルールの共有」
(2)個人ワーク「協働ってどんなイメージ?」
(3)アイスブレイク「チェックイン自己紹介」
(4)情報提供1「協働とは?」
(5)情報提供2「事例紹介:“自転車のまち土浦”を目指す活動」
(6)グループワーク「ぺちゃくちゃタイム〜質疑応答」
(7)個人ワーク「“自転車のまち土浦”度を考える」
(8)グループワーク「グループトーク」
(9)全体ワーク「ふりかえり〜点数はどうなった?それはなぜ?」